
カウントフリーって知っていますか?
[char no=6 char=”長女ちゃん”]SIM博士、カウントフリーってな~に?[/char]
[char no=8 char=”SIM博士”]データ容量の消費に含まないデータ通信のことをカウントフリーといいます。たとえばFacebookがカウントフリーの対象になっていたらFacebookの閲覧などでデータ通信を行っても、月のデータ容量が減りません[/char]
格安SIMを利用していてデータ容量の消費がプランの上限をオーバーすると通信速度の制限がかかってしまいます。かといってデータ容量が多いプランにするとその分、月額料金が高くなる…。
データ消費はできるだけ抑えたいと思いますよね。カウントフリー機能を提供しているMNVOでは、対象のコンテンツでのデータ通信はデータ容量の消費に含まれません。
お得ですよね。
[char no=4 char=”パパ”]そこでMVNO各社のカウントフリーサービスを調べてみました[/char]
目次
- 1 カウントフリーとは?
- 2 マイネオ(mineo)のカウントフリー
- 3 DMMモバイル(DMMmobile)のカウントフリー
- 4 OCNモバイルONEのカウントフリー
- 5 IIJミオ(IIJmio)のカウントフリー
- 6 ビッグローブ SIM(BIGLOBE SIM)のカウントフリー
- 7 DTI SIMのカウントフリー
- 8 UQモバイル(UQ mobile)のカウントフリー
- 9 楽天モバイルのカウントフリー
- 10 bモバイル(b-mobile)のカウントフリー
- 11 J:COMモバイル(J:COM MOBILE)のカウントフリー
- 12 ラインモバイル(LINE MOBILE)のカウントフリー
- 13 フリーテルSIM(FREETEL SIM)のカウントフリー
- 14 エキサイトモバイル(exciteモバイル)のカウントフリー
- 15 カウントフリー機能まとめ
カウントフリーとは?
カウントフリー機能とは、一定のデータ通信をデータ通信利用容量の対象外とする機能をいいます。当社は、カウントフリー機能に係る業務を MVNE(仮想移動体サービス提供者)に委託しており、MVNE は、カウントフリー機能の実現のために必要最低限のデータ(IP アドレス、ポート番号、パケット内容のうちヘッダの一部(テキスト、動画、画像等のデータ内容含まない部分))を機械的及び自動的に識別することで、カウントフリー対象を識別しております。
引用元: カウントフリー機能に係る説明書
[char no=5 char=”ママ”]カウントフリーだと安心してアプリを使えるわ♪[/char]
マイネオ(mineo)のカウントフリー
マイネオのカウントフリーサービスを見てみましょう。
LaLa Call(ララコール)

LaLa Callはスマホでの通話料をお得にできる050IP電話アプリです。
通常、マイネオでの090音声通話は国内通話料20円/30秒です。ですが、LaLa Callを利用すると、携帯、スマホ、一般加入電話への通話料が30秒8円になります。また、LaLa Call同士であれば通話料は無料です。

LaLa Callの月額基本料は100円なのですが、マイネオを利用している場合は100円分の通話料が無料になります。よって100円分以上の通話をするユーザーは実質基本料が無料で利用できます。
また100円分の通話時間は、
- 携帯、スマホ:最大6分
- 固定電話:最大36分
です。
LaLa CallはIP電話なので通常は利用した分だけパケットが消費されますが、マイネオではカウントフリーの対象なので、データ容量が消費されません。

[char no=4 char=”パパ”]通話料を毎月100円以上支払っているマイネオユーザーはLaLa Callを利用するとお得ですね[/char]
mineoスイッチ

mineoスイッチはカウントフリーではありませんが、データ通信速度を制限することによって、データ容量を減らさずに通信することができます。

「節約モード」にすると、通信速度は200kbpsに制限されますがテキストのメールや、LINEなどのテキストチャットであれば十分利用可能なのでカウントフリー同等の扱いと言えると思います。
mineoスイッチのiPhone用のアプリです。

アプリ起動画面です。通常は節約モードはOFFになっています。

スイッチをタップすると節約モードがONになり、“通信速度制限中”となります。

[char no=4 char=”パパ”]mineoスイッチを上手に利用することで、速度制限でも利用できるコンテンツは全てカウントフリー扱いにできますね[/char]
DMMモバイル(DMMmobile)のカウントフリー

DMMモバイルはカウントフリーの対象となるコンテンツはありませんが、マイネオ同様、通信速度の切り替えによってデータ消費を抑える機能があります。
DMMmobileツールアプリを使って、高速データ通信のON/OFFを切り替えることができます。OFFにした場合の通信速度は最大200Kbpsですが、通信によるデータの消費がありません。

利用コンテンツによって高速データ通信のON/OFFを使い分けることによって、データ容量の消費を抑えることができます。ただし、DMMモバイルの低速通信には注意が必要です。

高速データ通信残量が0MBの時や、高速データ通信OFFの設定時に直近3日間(当日を含まない)の通信量が合計366MBを超えると、通信速度を終日制限する場合があるとのことです。
データ容量が減らないからといって高速データ通信をOFFにしてガンガン通信を行うと通信制限に引っかかるので注意しましょう。
OCNモバイルONEのカウントフリー

OCNモバイルONEにもいくつかカウントフリーの対象サービスがあります。
050 plus

050 plusはスマホでの通話料金を節約できるIP電話アプリです。OCNモバイルONEユーザーが050 plusを利用する場合、月額基本料が半額もしくは無料になります。
「OCNモバイルONEデータ専用SIM / SNS対応SIM」とセットなら050 plus月額基本料金が半額に!
「OCNモバイルONE音声対応SIM」は050 plus月額基本料金が無料に!
そして050 plusはカウントフリーの対象サービスになっているので、音声通話(発信/着信)、メッセージ機能でのデータ消費はありません。

マイポケット

“マイポケット”はNTTコミュニケーションズのオンラインストレージサービスです。
このマイポケットの利用に関して、ONCモバイルONEユーザーは、ファイルアップロード、ファイルダウンロード、ファイル閲覧、動画視聴(ストリーミング)、SNS連携、動画共有の機能をカウントフリーで利用できます。

モバONEアプリ

“モバONEアプリ”はOCNモバイルONEユーザー用の専用アプリで、データ残容量や利用明細等の確認ができます。
モバONEアプリもカウントフリーサービスの対象となっていて、ターボON/OFF、利用量参照、各種申込の機能はカウントフリーで利用できます。
またモバONEアプリまたはOCNマイページからターボ機能のON/OFFの切り替えができ、ターボOFF状態にすると通信容量の消費がゼロになります。ただし通信速度は200Kbpsに制限されます。

OCNマイページ
OCNマイページの申し込み、利用量参照、ターボON/OFFはカウントフリーの対象です。
IIJミオ(IIJmio)のカウントフリー

IIJミオ(IIJmio)では高速データ通信が可能なデータ量を“クーポン”といいます。
IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)
クーポンの消費をON/OFFすることで高速データ通信のON/OFF切り替えとなります。クーポンをOFFにしておけば高速通信用のデータ量を消費しないためカウントフリー状態といえます。ただし、クーポンOFFでの通信速度は200Kbpsに制限されます。
クーポンのON/OFFは、SIMカードごとに専用アプリの“みおぽん”かIIJmioホームページのPCサイトより、切り替えが可能です。

ビッグローブ SIM(BIGLOBE SIM)のカウントフリー

ビッグローブ SIM(BIGLOBE SIM)のカウントフリーサービスとしてはエンタメフリー・オプションがあります。
エンタメフリー・オプションは対象のサービスについて、高速データ通信でデータ容量無制限で利用ができます。
【エンタメフリー対象サービス】
- YouTube
- Google Play Music
- Apple Music
- AbemaTV
- Spotify(2017年2月16日より)
ただし、エンタメフリー・オプションは全てのプランで選択できるわけではなく、“ライトSプラン(6GB)”もしくは“12ギガプラン”の場合のみ、オプション選択が可能です。
オプション料金は音声通話SIMの場合、480円(税別)/月で、データSIMの場合、980円(税別)/月です。
[char no=4 char=”パパ”]動画配信サービスや音楽配信サービスを毎月大量に利用するユーザーには嬉しいオプションですね[/char]
DTI SIMのカウントフリー

DTI SIMのカウントフリーは「DTI SIM ノーカウント」といって、特定アプリのデータ通信が無料になります。
現在の対象アプリは「Pokémon GO」です。
UQモバイル(UQ mobile)のカウントフリー

UQモバイルのターボ機能は、高速通信と低速通信の切り替えをすることで、高速通信が必要ないときはデータ容量を消費せずに通信が行えます。
ターボOFF時の通信速度は、ぴったりプラン・たっぷりプランを契約の場合、受信最大300Kbpsで、データ高速プランを契約の場合、送受信最大200Kbpsとなります。
ターボ機能のON/OFFの切り替えはデータチャージサイトから行うことができます。

楽天モバイルのカウントフリー

楽天モバイルも高速データ通信のオン/オフ切り替えで高速通信量の節約ができます。高速データ通信の切り替えは「楽天モバイル SIMアプリ」で行います。
楽天モバイル SIMアプリ データ通信利用量がわかりやすい!
高速データ通信の切り替え以外にも楽天モバイルSIMアプリでは以下の機能があります。
- データ通信の利用量を確認する
- 容量追加パックの提供状況の確認
- 契約内容の確認
- APN情報の閲覧
- 通話明細の確認
SIMアプリを活用してデータ容量を上手に使いましょう!
bモバイル(b-mobile)のカウントフリー

bモバイル(b-mobile)はターボチャージ(Turbo Charge)機能により、使いたいときだけ高速通信を利用するサービスがあります。ただし、この機能は追加でチャージしたデータ容量でのみ使える機能です。
ターボチャージは100MBと500MBがあり、100MBは300円(税別)、500MBは1,200円(税別)です。購入したターボチャージの利用期間はデータ容量を全て使い切るか、購入から90日間です。
J:COMモバイル(J:COM MOBILE)のカウントフリー

J:COMモバイル(J:COM MOBILE)ではJ:COMオンデマンドアプリのテータ通信料がカウントフリーになります。
ラインモバイル(LINE MOBILE)のカウントフリー

ラインモバイル(LINE MOBILE)は3種類の料金プランがありますが、プランによってカウントフリーになるサービスが異なります。
LINEフリープラン

LINEフリープランは月額500円から始められる料金プランです。
- データ通信のみ:月額500円
- データ+SMS:月額500円 + 120円
- データ+SMS+音声通話:月額500円 + 700円
データ容量は1GBです。
LINEフリープランではLINEアプリがカウントフリー対象サービスになります。LINEの以下の機能について、データ容量の消費がされません。
【トーク機能の利用】
- テキスト及び音声メッセージの送受信
- スタンプ、画像、動画・その他ファイルの送受信
- 無料通話、ビデオ通話
【タイムライン機能の利用】
- 画面閲覧、投稿(画像、動画含む)
【その他の利用】
- スタンプ、着せ替えのダウンロード/li>
- アカウント設定に関する利用
- 友達一覧画面の表示、友達追加
- 「その他」画面の表示
コミュニケーションフリープラン

コミュニケーションフリープランは、4種類のデータ容量の選択が可能で、それぞれ“データSIM(データ通信 + SMS)”プラン、“音声通話SIM(データ通信 + SMS + 音声通話)”プランがあります。
- 容量3GB + データSIM:月額1,110円
- 容量3GB + 音声通話SIM:月額1,690円
- 容量5GB + データSIM:月額1,640円
- 容量5GB + 音声通話SIM:月額2,220円
- 容量7GB + データSIM:月額2,300円
- 容量7GB + 音声通話SIM:月額2,880円
- 容量10GB + データSIM:月額2,640円
- 容量10GB + 音声通話SIM:月額3,220円
コミュニケーションフリープランでは、LINEに加えてTwitter、Facebook、Instagramもカウントフリーの対象となります。
それぞれのアプリでカウントフリーの対象となる機能は以下の通りです。
【Twitterの機能】
- タイムライン画面の表示・投稿(画像・動画を含む)
- 「ホーム/ニュース/通知」の画面表示
- メッセージ機能の利用
- プロフィール編集
【Facebookの機能】
- タイムライン/ニュースフィード画面の表示・投稿(画像・動画を含む)
- 「リクエスト」「お知らせ」「その他」の画面表示
- プロフィール編集
【Instagramの機能】
- タイムラインの画面表示・投稿(画像・動画を含む)
- ストーリーの画面表示・投稿(画像・動画を含む)
- 検索画面での検索・検索結果表示(画像・動画を含む)
- アクティビティの画面表示
- ダイレクトメッセージの利用
- プロフィール編集
MUSIC+プラン

MUSIC+プランも、コミュニケーションフリープランと同じように、4種類のデータ容量の選択が可能で、それぞれ“データSIM(データ通信 + SMS)”プラン、“音声通話SIM(データ通信 + SMS + 音声通話)”プランが選べます。
- 容量3GB + データSIM:月額1,810円
- 容量3GB + 音声通話SIM:月額2,390円
- 容量5GB + データSIM:月額2,140円
- 容量5GB + 音声通話SIM:月額2,720円
- 容量7GB + データSIM:月額2,700円
- 容量7GB + 音声通話SIM:月額3,280円
- 容量10GB + データSIM:月額2,940円
- 容量10GB + 音声通話SIM:月額3,520円
MUSIC+プランでは、LINE、Twitter、Facebook、Instagramに加えて“LINE MUSIC”がカウントフリーの対象となります。
LINE MUSICは以下の機能がカウントフリーの対象機能になります。
【LINE MUSICの機能】
- 「ホーム」「カテゴリ」「検索」「マイミュージック」の各画面表示・利用
- 音楽・音声の視聴
- オフライン再生のための音源保存(楽曲のダウンロード)
[char no=4 char=”パパ”]LINEモバイルはカウントフリー対象アプリが充実してるね[/char]
フリーテルSIM(FREETEL SIM)のカウントフリー

カウントフリー対象アプリ
フリーテルSIM(FREETEL SIM)では“AppStore”(for iPhoneプランのみ)、“LINE”、“WeChat”、“WhatsApp”、“Pokemon GO”、“Twitter”、“Facebook”、“Messenger”、“Instagram”がカウントフリーの対象となります。
各アプリのカウントフリー対象機能は以下の通りです。
【LINE】
- LINEトーク(テキスト、画像、スタンプ、動画、音声メッセージ)
- タイムライン(画像、動画)
- スタンプのダウンロード
- 着せ替えのダウンロード
定額プランの3GB以上の場合上記に加えて以下の機能もカウントフリーの対象となります。
- LINEトーク(無料通話、ビデオ通話)
【WhatsApp】
- チャット(テキストメッセージ、画像、絵文字)
【WeChat】
- チャット(テキストメッセージ、画像、絵文字)
【Twitter】
※定額プラン3GB以上が対象です。
- タイムラインの表示(画像・動画含む)
- ツイート(画像・動画含む)
- ダイレクトメッセージ
- モーメント
- ニュース
- プロフィールの編集
- 検索
【Facebook】
※定額プラン3GB以上が対象です。
- タイムラインの表示
- テキストの投稿
- 画像・動画の投稿
- コメントする
- ニュースフィードの表示
- いいね
- スタンプ
- プロフィールの編集
- 検索
【Messenger】
※定額プラン3GB以上が対象です。
- テキストメッセージの送信
- 画像・動画の送信
- スタンプの送信
- いいね
- 音声通話 *1
- ビデオ通話 *1
- グループ通話 *1
*1 通信相手がPCブラウザの場合はカウントフリー対象外
【Instagram】
※定額プラン3GB以上が対象です。
- タイムラインの表示
- 画像・動画の投稿
- ストーリーの表示・投稿
- ダイレクトメッセージ
- アクティビティの表示
- プロフィールの編集
- 検索
高速通信切り替え
フリーテルSIMでは、マイページ内の「節約モード設定」により、高速通信のオン/オフの切り替えが可能です。節約モードをオンにすると、通信速度は最大で200Kbpsに制限されますが、通信がデータ使用量にカウントされなくなります。
[char no=4 char=”パパ”]フリーテルのカウントフリー充実っぷりはラインモバイルに負けてないですね[/char]
エキサイトモバイル(exciteモバイル)のカウントフリー
エキサイトモバイル(exciteモバイル)で高速データ通信を利用するには、“バンドルクーポン”もしくは“追加クーポン”が必要になります。
WEBで高速データクーポン利用のオン/オフの切り替えができますので高速データクーポンを有効に利用しましょう。
カウントフリー機能まとめ
各社いろいろなカウントフリーを用意していますね。特に充実しているのがラインモバイルとフリーテル。
ただし個人的には高速データ通信切り替え機能が有効だと思います。高速データ通信をオフ状態にしていれば、データ消費はされませんし、テキストベースのSNS利用ならオフ状態でも十分利用できます。
この高速データ通信のオン/オフがアプリで簡単に行えるMVNOがオススメです。
【高速データ通信切り替えアプリがあるMVNO】
- マイネオ(mineo):mineoスイッチ
- DMMモバイル(DMMmobile):DMMmobile ツールアプリ
- OCNモバイルONE:モバONEアプリ
- IIJミオ(IIJミオ):みおぽん
- UQモバイル:ターボ機能
- 楽天モバイル:楽天モバイル SIMアプリ
- bモバイル(b-mobile):ターボチャージ
“フリーテルSIM(FREETEL SIM)”と“エキサイトモバイル(exciteモバイル)”も高速データ通信のオン/オフ切り替えが可能ですが、専用アプリがなく、WEBからのみの対応となります。
[char no=4 char=”パパ”]動画などを見る場合はWi-Fi環境で利用して、普段は節約モードでデータ容量を節約するのがオススメです[/char]
[char no=9 char=”助手さん”]節約モードを上手に使いましょうね[/char]