格安SIM比較

格安SIMで上手に”電話”を利用する方法を教えます!各MVNOの通話を比較

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[char no=4 char=”パパ”]格安SIMは通話し放題のサービスがありません。上手に”電話”を利用する方法です[/char]

docomo、au、Softbankなどのキャリアから格安SIMにMNPしたり、音声通話SIMを格安SIMで新規契約したりする時などに気をつけなくてはならないのが、「電話」です。何も気にせずに電話を使ってしまうと、「気づいたら通話料が高額になってしまい全然格安じゃない…」といった現象も起こりかねないのです。

ここでは格安SIMを運用する際の「電話」について考え、格安SIMの恩恵をしっかり受けられるよう、沢山ある割安な通話方法について解説をしていきたいと思います。

なぜ普通に電話をしてはいけないのか?

通話料金は予想以上に高い

格安SIMにするにあたり、基本料金が驚くほど安くなるのは、目に見えて嬉しいですよね。データ容量も、格安SIMを販売している各社ごとに独自のプランを提供していて、会社ごとに何かしら色を出そうとしている努力をしています。しかし、通話料金に関してはプランがないことや、後付けのオプションとなっていて痛快料金を支払うようなケースが多くあり、まだまだ発展途上と言わざるをえません。

基本的には、キャリアでも格安SIMでも”約20円/30秒”の通話料金が発生します。キャリアでは基本的なプランの中にかけ放題プランが組み込まれていることが多いので、通話時間や回数を気にしなくてもある程度通話料金が別途発生することは少ないのですが、格安SIMはそれらのプランが最初から組み込まれているわけではないので、注意が必要ということです。

キャリアのかけ放題プランとは

docomo・au・Softbankでスマホを契約する際、自動的にかけ放題プランがつくことがほとんどだと思います。例えばdocomoでは「カケホーダイ」というサービスを行っておりますが、これに加入すれば通話料を気にする必要がなくなるわけです。低額のもので「カケホーダイライト」プランというものもあります。これは10分までの通話は無料、という条件付きのかけ放題プランです。docomoだけでなく、auやSoftbankも同じようなプランを出しています。通話を良く使う人にとってはありがたいプランですが、ほとんどの人の場合、必要以上に料金を支払っている可能性があります。

格安SIMが”格安”たるゆえん

上記を踏まえれば、格安SIMがなぜ安いのかわかってくると思います。基本的に格安SIMは「データ通信」に重きを置いており、通話を沢山する人にとっては料金の節減効果があまり高くない可能性が浮上してくるわけです。そこにこの記事の存在意義があります。電話を沢山使う人でも格安SIMを使うことによる料金の節減効果を最大限に高めるためにできることが沢山あるので、その方法について1つずつご紹介していきたいと思います。

電話アプリをそのまま使いたい方にオススメの格安SIM

ここでは、格安SIMでも、電話を全く気にせずに行いたい方にオススメの格安SIMを紹介していきます。

Y!mobile

Y!mobile 公式

「Y!mobile」は、正確にいうとキャリアから回線を借り受けているMVNOと呼ばれる格安SIM運営会社とは異なり、Softbankの子会社として格安SIMを販売・運営しているので、サービスもキャリアに近いものを受けることができ、料金だけ低減させることが可能です。

「スマホプラン」と呼ばれるプランの中で3種類の容量の中から選ぶことができるのですが、どのプランも10分まで無料で通話でき、それも気にしたくない方は+1,000円で通話無制限のオプションもつけることができます。

「スマホプランS」の場合、月2,980円で通話無制限の恩恵を受けることができます(この価格は最初の1年間のみです)。これは他の格安SIMには真似できないサービスであると思います。

UQ mobile

UQ mobile 公式

「Y!mobile」と対をなす格安SIMとして、通話に強いプランを提供するのが、ここでご紹介する「UQ mobile」です。「UQ mobile」はauを運営するKDDIの子会社で、立ち位置的にはまさに「Y!mobile」と被ります。親元のキャリアももちろんauとなります。

実際にプランを見比べてみると分かるのですが、かなり「Y!mobile」を意識したプランとなっています。ただこちらには無制限かけ放題のプランは無く、代わりに「5分かけ放題(おしゃべりプラン)」か「分数限定かけ放題(ぴったりプラン ※月に60~180分まで無料、プランによって変動)」を選ぶような形になります。

料金体系「Y!mobile」と同一なので、使う回線にこだわりがなければ基本的に「Y!mobile」一択だと思いますが、スマートフォンでテザリングを考えている方や、auのスマートフォンをお持ちの方で電話のプランが合っていそうだなと思う場合は「UQ mobile」を検討してみるのもアリだと思います。

DTI SIM

DTI SIM 公式

こちらは上記2社とは違い、元々の契約に電話かけ放題のオプションをつけるようになります。かけ放題になるのは5分までで、オプション料金は月額780円です。最安の場合は1GBの音声通話プランに電話かけ放題のオプションをつけるような感じになるのですが、この場合価格が1,980円となり、上記2社と料金が被ります。

なので、かけ放題が5分しかないことを考えても、1GBを契約するのはあまり現実的ではないですね。逆にそれ以上のデータ量ならば上記2社に比べて価格は安く抑えられるかと思います。また、「DTI SIM」はdocomo回線を使用しているので、docomoのスマートフォンをお持ちの方は端末をそのまま使用することができます。

テザリング対応端末であればテザリングも無料で使うことができます。短い電話を沢山する方は検討してみてもいいでしょう。

通話料が半額で利用でき、番号そのままで音声通話ができる格安SIM

ここでは、専用アプリを使うことで通話料を下げることができる「中継電話」というサービスが利用できる格安SIMの数々をご紹介していきます。着信は普通の電話アプリですが、発信を専用アプリ経由で行うことで通話料が半額(約10円/30秒)になる、というお得な通話方法です。

楽天モバイル

楽天モバイル 公式

「楽天モバイル」の音声通話機能付SIMを契約すると、「楽天でんわ」というアプリのかけ放題オプションを利用することができます(「楽天でんわ」アプリ自体は、楽天モバイルを契約していなくても使えます)。

「楽天でんわ」アプリを利用するだけで通話料は半額になるのですが、オプションをつけることで5分までの間なら何度でも無料になる「5分かけ放題」サービスがあり、月額850円で利用することができます。

楽天モバイルの音声通話機能付SIMの中で、最安の組み合わせは「ベーシック(低速無制限)プラン」と合わせると1,250+850=2,100円となります。電話をたくさん使用する方は検討の余地アリだと思います。

mineo

mineo 公式

docomo、au回線の双方を提供している「mineo」にも「mineoでんわ」というサービスがあります。こちらも5分かけ放題オプションが月額850円で利用できます。

最安の組み合わせは、容量500MBの音声通話機能付SIMで、Dプラン(docomo回線)の場合は、1,400+850=2,250円、Aプラン(au回線)の場合は1,310+850=2,160円となります。

楽天モバイルより若干高いですが、500MBの高速通信が利用できることと、データが足りなくなった時は、月に1度コミュニティサイト「マイネ王」のフリータンクにパケットがあれば1,000MBまでパケット引出しをすることもできます。

FREETEL

FREETEL 公式

「FREETEL」の場合も「FREETELでんわ」という通話アプリがあるのですが、他とは違い、どの程度の時間を無料にするのかを自分で選ぶことができます。現在選べるのは「1分間かけ放題(月額399円)」と「5分間かけ放題(月額840円)」です。

最安の組み合わせは、「使ったぶんだけ安心プラン(999円)」に任意のかけ放題プランを合わせる方法です。ただ、「使ったぶんだけ安心プラン」は従量課金制のプランなので、最低月額に抑える場合、予めマイページでデータ通信を「低速」に変更し、消費データ量が0MBになるようにすれば999円+αの固定価格運用が可能です。

そのほかに、10分間かけ放題にすることができる「スマートコミコミ+」というサービスもありますので、興味のある方はぜひ公式ページをご覧ください。

IIJmio

IIJmio 公式

「mineo」と同様、docomo、au回線の双方を提供している「IIJmio」でも「みおふぉんダイアル」という通話アプリがあり、通話料は通常の半額となります。

こちらも「FREETEL」と同様、かけ放題にする長さを自分で選ぶことができ、「3分間かけ放題」は月額600円、「5分間かけ放題」は月額830円です。

最安プランは「タイプD(docomo回線)」、「タイプA(au回線)」ともに、ミニマムスタートプラン(データ容量3GB)となり、月額はどちらも1,600円です。どちらのかけ放題サービスを利用するとしても、月額2,500円以下で運用することができます。

OCNモバイルONE

OCNモバイルONE 公式

「OCNモバイルONE」でも、「OCNでんわ」という通話アプリを出しており、アプリを利用するだけで他と同じように半額の通話料になります。

さらにオプションで「10分かけ放題」をつけることもできます。月額850円で10分間かけ放題です。楽天モバイルやmineoよりも優秀ですね。最安プランは「1日110MBプラン(1,600円)」との組み合わせです。「10分かけ放題(850円)」をつけると月額2,450円となります。

イオンモバイル

イオンモバイル 公式

「イオンモバイル」は「イオンでんわ」という通話アプリを出しています。

こちらも通常の通話料から半額になります。オプションは「5分かけ放題」が月額850円です。最安の組み合わせは500MBのプランです。

ここまではmineoと全く同じですが、500MBの料金自体がかなり値下げされており、月額1,130円です。「5分かけ放題」と合わせても1,980円となり、2,000円を切ります。

“IP電話”をうまく使えば、さらに料金を下げられる

前章で「中継電話」について解説しましたが、今度はインターネット回線を使用した「IP電話」について解説していきます。

”IP電話”とは?

「IP電話」は先述の通り、インターネット回線を利用した通話サービスです。050から始まる電話番号を新たに取得し、その番号を使用する必要がありますが、月額基本料の安い「データ専用SIM」でも使用することができます。

通常の電話回線とは違い、通信環境がスマートフォンのインターネット回線の受信品質に依存するので、基本的に音声通話よりも通話品質が悪くなり、遅延が発生したり雑音が入ったりすることもあります。

しかしそれ相応に電話代に係る固定費を削減することもできるので、通話をあまりしない方や、通話品質にこだわらず、とにかく繋がれば良い、という方は検討してみても良いかもしれません。

月額基本料金が無料のIP電話「FUSION IP-Phone SMART」

FUSION IP-Phone SMART

IP電話を提供しているサービスはたくさんありますが、実は月額基本料金が無料のIP電話はあまりありません。その中でも特にオススメのIP電話サービスが「FUSION IP-Phone SMART」です。

月額基本料金が無料なのにもかかわらず留守番電話や着信転送にも対応しており、通話料金は一律8円/30秒となり、中継電話の各サービスよりも安くなります。

IP電話かけ放題なら「イオンモバイル 050かけ放題」

イオンモバイル 050かけ放題

逆にたくさん電話はするけど、電話はなるべく安く持ちたい方にオススメなのが、IP電話のかけ放題プランです。今回は、イオンモバイルが提供する「050かけ放題」のサービスをご紹介します。

先述した通り、IP電話を利用するのに音声通話機能付のSIMは必要ないので、それだけで固定費は安くなります。イオンモバイルの「050かけ放題」は月額1,500円で利用することができるので、最低料金は「データ専用1GB(480円)」+「050かけ放題(1,500円)」=1,980円となります。

最初に紹介した「Y!mobile」よりも1,000円安くかけ放題サービスを使うことができます。

いつも使っているあのアプリも実は電話として使える?

LINEで電話ができる?プリペイド式の”IP電話”「LINE Out」

LINE Out

無料通話サービスを提供している中で特に知名度の高い「LINE」。実は、電話番号へのIP電話発信をすることができることができるんです。「LINE」では「LINE Out」というIP電話サービスを提供しています。

デメリットとして非通知発信になってしまう場合がありますが、国内通話の場合、携帯電話へは14円/1分、固定電話へは3円/1分で通話をすることができます(実は国際電話の方が安くなる場合もあります、不思議ですね)。

通常の通話料とは違い、先にLINEに課金してから、そのお金で電話をする、といった方式です。なんだか公衆電話のようですね。

まとめ

今回は格安SIMを利用する上で最も料金の変動が激しい「電話」について考えてみました。

探してみれば、案外安く通話をする方法は沢山あるものです。少しでも通話料金を安く抑えたい方、電話の維持費を安く抑えたい方は、今回ご紹介した様々な手段の中から自分に合いそうなものを探して、契約を検討してみてはいかがでしょうか。