iPadで格安SIM

iPadは格安SIMで利用しても大丈夫?やっぱり3大キャリアかテザリングが安定?徹底検証!

iPad
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今回は皆さんの中でも気になっている方多いApple製品についてのお話です。

通信料金の節約に繋がり、多くの人から注目されているMVNOサービス。
MVNOサービスは安くなるのはスマートフォンの料金だけではありません。
タブレットの料金も安くなるのです!

携帯電話大手の3大キャリアが主流だった時代は回線契約と端末購入のセットがメインでしたが、今はSIMカードのみの契約も気軽にできるようになりましたよね。

ここで今回はタブレットの中でも人気が高い「iPad」がMVNOサービスでも問題がなく使用できるか検証していきたいと思います!

もともと「iPad」は3大キャリアのショップ以外でもApple Store等でSIMフリーモデルの購入が可能なものでした。
しかし選択肢となる事業者は3大キャリア以外には見当たらず、LTE通信を利用するには3大キャリアとの契約しかできないときが続きました。

親回線となる音声端末があればシェアプランを組むことで「iPad」のプランを2,000円~3,000円弱に抑えることはできましたが、これも高額な月額料金を支払っているスマートフォンがあってからこそなせるものでした。

しかし今は違います。
MVNO事業者が台頭したことにより親回線もデータ定額回線も格安料金で持ち続けることが可能となり、シェアプランの必要性が薄れてきたのです。

しかし最も気になるのは通信回線速度。
ここではMVNOの主要事業者別での実測値を比較して「iPad」はMVNO事業者の回線でも問題無く実用が可能なのか検証していきます。

「iPad」の基本性能を確認しよう

「iPad」に関する説明はもはや不要でしょう。
一言で表すとすれば「iPhoneの操作性がそのままで使用できるタブレット」です。

2017年3月に発表された「新型iPad」、一つ前の世代にあたる「iPad pro」はともにデスクトップパソコンクラスのCPUを内蔵しており用途によってはパソコンに次ぐサブマシンとしての運用も可能なデバイスにまで進化しました。

「新型iPad」と「iPad pro」のスペック比較をしていきましょう。

新型iPad iPad pro 9.7inch
ストレージ 32/128GB 32/128/256GB
重量 478G 444G
サイズ 高さ 240mm
幅  169.5mm
厚さ 7.5mm
高さ 240mm
幅  169.5mm
厚さ 6.1mm
ディスプレイ 9.7inch Retinaディスプレイ
LEDバックライト
Multi-Touch
2048×1536ピクセル
264ppi
対指紋性撥油コーティング
9.7inch Retinaディスプレイ
LEDバックライト
Multi-Touch
2048×1536ピクセル
264ppi
対指紋性撥油コーティング
フルラミレーションディスプレイ
反射防止コーティング
広色域ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
CPU A9チップ
M9コプロセッサ
A9Xチップ
M9コプロセッサ
Apple Pencil対応
Smart Keyboard対応
メインカメラ 800万画素 1,200万画素
True Toneフラッシュ
写真の広色域キャプチャ
FaceTime HDカメラ 120万画素 500万画素
ビデオ撮影 1080p HDビデオ撮影 4K HDビデオ撮影
オーディオ 2スピーカーオーディオ 4スピーカーオーディオ
価格 52,800~63,800円 76,800~96,800円

違いがある点だけをピックアップしました。
その他の通信規格等の細部は同じです。

CPUはそれぞれ異なりますが、負荷の掛かる編集作業をしない限りは動作速度に違いはほとんど感じられません。
さらに現状iOSにはそこまで負荷のかかる編集作業を行えるアプリは展開されていないため「iPad pro」の必要性は低い傾向にあります。

ちなみに2世代前の「iPad Air2」と「iPad pro」を比較してもそこまで差はありませんでした。

Smart Keyboardの対応可否も実はあまり気にすることはありません。
「iPad」はSmart Keyboardが出る以前からLogicool等の周辺機器メーカーがBluetoothキーボードを発売しており、動作も問題無いことが実証済みです。
むしろ周辺機器メーカーのキーボードのほうがSmart Keyboadよりも緩みが少ないため好まれることもあるぐらいです。

Apple Pencilも特別な必要性がない限りは必要ないでしょう。
※あくまで一個人の主観ですが、Apple Pencilを使うために「iPad pro」に10万円近く出費するぐらいなら、ペン対応もしているWindowsタブレットの「Surface」を購入します。
パソコンのような用途で使用するのであれば「Surface」のほうが信頼性は遙かに上です。

価格重視で「新型iPad」を購入してもほとんどの方は「iPad proにしておけば良かった」と後悔することはないでしょう。
それほど「新型iPad」は優れたタブレットなのです。
※厳密に言えば「iPad Air2」が誕生した段階で基本は完成し切りました。

MVNO主要事業者別のデータ専用プラン比較

3大キャリアのタブレットプランは親回線が契約しているデータ定額とシェアが出来るものと、タブレット単体でデータ定額を契約するものと2通りが存在します。

プラン別の料金相場は以下の通りです。

シェアプラン 単体データ定額プラン
月額料金 1,980~2,980円 5,300~8,640円

※別途、分割による端末代金

シェアプランであれば料金は安くなりますが、これは親回線となるスマートフォン契約があってからこそのプランです。
スマートフォン料金と合わせると5GBの標準プランで1万円前後が平均値となり魅力的なプランとは言えません。

では、各MVNO事業者の料金はどうでしょうか?
主要事業者別で集めてみました。

楽天モバイル mineo(D,A) LINEモバイル
1GB 800円
3GB 900円 900円 1,100円
5GB 1,450円 1,580円 1,640円
10GB 2,260円 2,520円 2,640円

どれだけの通信量を使用するかによりますが、全体的には安くなると見ていいでしょう。
例えば「新型iPad 32GB」を楽天モバイルの10GBプランで使用すると考えます。

この場合、端末代金を合わせると2年間で支払いが発生する金額は107,040円です。
MVNOでメインに使用している音声回線があったとしても158,640円です。
※音声回線が5GBと仮定した場合です。

3大キャリアでのシェアプランが平均相場の1万円だった場合、2年間に支払いが発生する金額は24万円。

差額にして約80,000円になるのです。

MVNO事業者のほうがお得になることがほとんどです。

尚、3大キャリアでもMNPによる割引特典で親回線が格安になることもあります。
しかしこれはあくまでも家族で複数回線をMNP契約した場合がほとんどです。

さらに適用される割引も2年間のため、長い期間で格安料金で使用することができないことが欠点です。

各回線事業者の実測値は如何に?

しかし通信速度の実測値はどうなのか気になるところですよね?

実は3大キャリアで契約しても実測値はそこまでクオリティが高いものではありません。
証拠にこちらをご覧ください。

SPEEDTEST

これは実際にSoftBankのiPadで実測値を測定した結果のスクリーンショットです。
下り速度は4.88Mbps、上り速度にいたっては3.22Mbpsです。
実際に出先で使用していて不便に感じたことはあまり無かったのですが、計測してみると予想よりも低い数値だったので大変驚きました。

では、MVNOサービスの主要3社の実測値はどうでしょうか?
インターネットの口コミ評判による実測値をまとめました。

・主要3社の下り通信速度

楽天モバイル mineo(D) mineo(A) LINEモバイル
午前 20.1Mbps 59.8Mbps 12.7Mbps 47.95Mbps
昼間 13.2Mbps 21.16Mbps 7.03Mbps 21.33Mbps
夕方~夜 12.9Mbps 5.72Mbps 4.152Mbps 18.48Mbps

全体的にタブレット使用には問題がない実測値であることがわかります。
しかしタブレットによる通信規格にも依存するため、この実測値から数Mbpsはさらに下がると考えておいたほうが良いでしょう。

ただ、その点を考慮しても3大キャリアと比べると十分すぎる通信速度と言えるでしょう。

8時代、12時代、20時代が一番混雑するため、酷いときは1Mbpsほどまで下がる傾向があります。
またauよりもDoCoMoの通信網のほうが安定感はあるようです。
mineoのプランでも差が出ていたほどなので、常に安定した通信を求めるのであればDoCoMoのMVNO事業者を選択したほうが良いことになりますね。

余談ですが全体的に通信速度がワーストクラスを記録したのは「BIGLOBE SIM」、「NifMo」、「OCNモバイル」、「IIJmio」でした。
老舗のインターネットプロバイダが提供するMVNOサービスが揃ってワーストに挙がりました。
フレッツ光時代から評判は良くなかったので、MVNOでも同様のクオリティを発揮してしまった結果と言っていいのでしょうか?

特に「BIGLOBE SIM」にいたっては8割の時間帯で1桁代を叩き出してくれました…。

「iPad」を購入する際に覚えておきたいこと

当然のことですが、Apple Storeで「iPad」を購入するときは必ず「Wi-Fi+Cellularモデル」を購入してくださいね。
間違って「Wi-Fiモデル」を買ってしまうとSIMカードが挿入口が無いことに気づいてパニックに陥ってしまいます。

SIMフリーの「iPad」を購入するには店頭での支払いが必要となり、割賦契約となる3大キャリアとは形式が大きく異なります。

廉価版と言われる「新型iPad」が登場したと言っても価格は依然6万円前後と安いと言える値段ではありません。
一括で支払うには躊躇してしまう人が非常に多いと思います。

しかしApple Storeではクレジットカードでの支払いが可能となっており、また「Appleローン」による分割支払いも可能になっています。
分割にしてもMVNO事業者との回線契約であれば通信費が節約されるので、問題はありません。
時期によっては対象支払い回数が金利0円になるキャンペーンが行っていることもあるので、キャンペーン期間中であればラッキーだと思いましょう。

尚、メーカー保証は1年間です。

「iPad」を購入する際の注意点

Apple Storeで「iPad」を購入するときは店員さんが必ずと言っていいほど「保障はどうされますか?」と聞いてきます。

Apple Storeで「iPhone」や「iPad」を購入するときに加入できる保障サービスは「Apple Care」一択となっており、2年間の修理保障が適用されるサービスです。
加入金額は商品によって異なりますが15,000円前後が相場になります。

保障が適用される2年間の間であれば使用者による過失による修理が2回まで特別価格で受け付けてくれます。
正規の修理代金の約3分の1の金額で修理してくれるのです。

もし画面が割れてしまった場合、修理代金の相場は30,000~40,000円となっています。
保障に入っていなければこの金額が使用者の全額負担となってしまい、泣くに泣けなくなってしまいます。

なるべく「Apple Care」は加入することをお勧めします。

またMVNOの通信回線で使用する場合、自分自身で初期設定を行う必要があります。
基本的に各事業者別のプロファイル設定を行えば問題なく使用が可能になります。

もしわからない場合は契約したMVNO事業者のホームページ等で設定方法を確認してください。

「iPad pro 12.9inch」をお勧めしなかった理由

今回、この記事を読んであることに気づいた方がいらっしゃるのではないでしょうか?

それは「12.9inchのiPad proが紹介されていない」ことです。

何故、この大型iPadを比較対象にしなかったのか理由は…

「タブレットにしては大きすぎるので、使用者が非常に少ない」
「どこのカフェで執筆作業を行っていても、周りでこのiPadを使用している人を見たことがない」
「使用者が少ないということは購入を検討している人も少ないということだから、比較しても需要がない」

といったところでしょうか?

ぶっちゃけた話、この「iPad pro 12.9inch」は画面が大きすぎるので持っている姿が非常にスマートじゃないという難点があります。

「スマートじゃない」を通り越して「持ってる姿が不細工」と言ってもいいレベルだと思っています。←暴言

いや、実際に店頭で実物を見て頂ければわかってくれると私は思っています。

確かに大きいiPadにSmart Keyboardを付けるとオシャレに見えるかもしれません。

格好良く見えるかもしれません。

しかしよく考えてみてください。

「iPad pro 12.9inch 128GB Wi-Fi+Cellularモデル」の値段が106,800円。
「Smart keyboard」の値段が19,800円。
合計で126,600円。

あれ?これってもしかして…

「Macbook Air買えるんじゃね?」

という流れになってしまうのです。
※2017年4月現在では「MacBook Air」は98,800円からで購入可能です。

「iPad」にこだわりを持って使用しようとすれば「MacBook」シリーズのほうが明らかに機能性が勝ってしまうという空前絶後の落ちが待っているのです。

そのことを考えると「iPad」はいろんな意味でカジュアルな用途で使ったほうが良いと言えます。

総括

この記事で伝えたかったことは「iPadは無理に3大キャリアの回線で使う必要がない」ということと、「iPadはあくまでもカジュアルな用途であればお勧めだが、エキスパートにこだわって使用するのであればMacBookを購入するべきだ」ということです。

「iPad」はiPhoneより大きな画面でインターネットやアプリケーションを楽しむために誕生したものです。
「Word」や「Excel」も使用できますが、自由度はパソコン版には及びません。
なので私は「iPad pro」よりも「新型iPad」をお勧めしたいのです。

そしてカジュアルな「新型iPad」にはカジュアルな通信料金設定のMVNOサービスで利用することを強く推奨します。