
[char no=4 char=”パパ”]パパもiPhone6 Plusでmineoを使っていますが、iPhoneで使える格安SIMを紹介します[/char]
日本のスマートフォン市場で過半数以上のシェアを保有し続ける「iPhone」。
今や電車の中でも持っている人を複数人は必ず見る定番スマートフォンになりましたね。
日本でのスマートフォン普及の先駆け的商品となった端末で、初めてスマートフォンを持つ人でも「もし操作方法でわからないことがあっても、周りにiPhoneを使っている人が多いからiPhoneにしたい」という人も多いのではないでしょうか?
その反面、今までは端末の本体代金が10万円前後と非常に高く、SIMフリーのiPhoneを購入しても回線契約が出来るキャリアもSoftBank、au、DoCoMoの3大キャリアと限定されていたため毎月の利用料金が高く家計を圧迫するアイテムにもなっています。
しかしここ最近は格安SIM事業者の繁栄もあり3大キャリア以外での回線契約も可能となりました。
更に先日、UQ mobileとY!mobileがiPhone SEの取り扱いを開始したので格安な月額料金でiPhoneが持てることが可能になりました。
ただ「回線事業者が多すぎて、どこを選べばいいかわからない」と悩んでしまい、二の足を踏んでしまいがちです。
ここで今回は「iPhoneを使用でお勧めのMVNOサービス事業者」を徹底紹介!
MVNOサービス事業者を利用するうえでのメリットとデメリットも解説していきます!
目次
iPhoneをMVNO回線で使用するうえでの最低限必要な知識
まず最初に事前にしっておきたい注意点を紹介していきましょう。
3大キャリアで使用していたiPhoneの制限
この記事を読んで頂いている方の中には現在、もしくは過去に3大キャリアでの回線契約時に購入したiPhoneにMVNO事業者のSIMカードを挿入して利用しようと考えているる人もいらっしゃると思います。
しかし3大キャリアのショップで購入した全てのiPhoneがMVNO事業者の回線で使用できるわけではありません。
従来、3大キャリアのショップで購入できるiPhoneはそのキャリアで使用できるために紐付けが施された端末を販売しています。
これを「SIMロック」と言います。
他の回線事業者でiPhoneを使用するにはこの「SIMロック」を解除する手続きが必要になるわけです。
しかし今まで3大キャリアが発売してきたiPhoneの全機種が「SIMロック解除」ができるわけではありません。
実は「SIMロック解除」が可能になったiPhoneは「iPhone 6S」以降になるのです。
6Sよりも以前に発売されていた「iPhone 5」や「iPhone 5S」は「SIMロック解除」が構造上不可能になってしまうのです。
更に「iPhone 6S」以降の機種も、購入してからすぐに「SIMロック解除」ができるわけではありません。
ショップで購入手続きをしてから180日以上経過していないと「SIMロック解除」の手続きができないのです。
これは総務省も問題視しているので今後また変更される可能性はありますが、すぐに改善される見通しはありません。
また「SIMロック解除」には3,000円の手数料が発生してしまうので注意が必要です。
これは意外と知られていない情報なので、よく覚えておいてください。
テストに出ます!←何の?
しかし現在は各キャリアの紐付け端末に対応したMVNO事業者やサービスも出てきています。
必ずしも「SIMロック解除」が必要なわけではありませんが、検討している事業者は「SIMロック解除」が可能なのか確認が必須になります。
今のMVNOサービスはauとDocomoの通信網で二分されています。
auかDoCoMoのiPhoneを所有していれば、このどちらかの通信網サービスを提供している事業者と契約すれば「SIMロック解除」の必要がなくなりますし、「SIMロック解除」が不可能だった端末もMVNOで使用が可能です。
しかし事業者ごとに「動作確認済み端末」が異なるので、契約するMVNO事業者へ問い合わせすることは絶対と言えます。
iPhoneをSIMフリーで使う一番早い方法
「じゃあ、iPhoneをMVNO事業者で使うにはどこで端末を買ったらいいの?」と疑問に思われたことでしょう。
一番手っ取り早い選択肢は「Appleから直接iPhoneを購入する」ことです。
Appleが消費者で直接販売しているiPhoneはSIMフリー端末となっています。
よってどこの通信事業者のSIMカードを挿入しても利用可能ということになりますね。
AppleでiPhoneを購入するには2つの方法があります。
1つめは「全国のApple Storeで購入する」方法。
既にMVNO事業者のSIMカードを契約済みであれば購入したその場で使用可能になります。
しかし日本にあるApple Storeは主要都市にしかないため、地方に住んでいる方には大変面倒になってしまいます。
しかしそれを解決してくれる2番目の選択肢があります。
2つめは「Appleのオンラインストアで購入する」方法。
店頭に行かずしてiPhoneを購入できるので、地方在住の方には大変重宝されている選択肢です。
しかし納期はその時によって変わってきます。
※尚、購入してすぐに使用したい場合、事前に対応しているSIMカードを契約しておく必要があるので注意しましょう。
しかしショップで端末を購入するとなると「高い端末代金を一括購入しなきゃいけないのでは…?」という不安要素も懸念されがちです。
現在のiPhone7は端末代金はおよそ10万円前後。
廉価版と呼ばれているiPhone SEでも6万円前後と一括支払いするには躊躇してしまう金額です。
3大キャリアでは24回分割で購入ができるので、そう思うのは当然ですよね。
安心してください。(肖像権の関係で画像自粛)
Appleでは一括購入だけではなく「Appleローン」という分割払いも可能なのです。
当然、金利は発生しますが時期によっては対象回数が金利0%になるキャンペーンが実施されている場合もあります。
また、クレジットカード支払いも可能となっています。
しかし3大キャリアにあるような「月月割」や「端末購入サポート割」等の24ヶ月間割引はありません。
この割引はあくまで3大キャリアで回線契約がセットになった端末購入に対象となるものです。
更に厳密にいうと「Appleが端末を安くしている」のではなく「3大キャリアが通信料金を24ヶ月間安くしている」ものなのです。
こちらもあまり知られていない知識なので、把握しておきましょう。
契約時に端末代金の割賦契約が可能な事業者
事業者の紹介と特徴の解説
2017年4月現在、回線契約と同時にiPhoneの端末代金の割賦支払い契約が可能な事業者は2社あります
しかし購入可能端末は限られています。
・「Y!mobile」
SoftBankのMVNOであり、SoftBankグループ内の会社でもあります。
Y!mobileの独自回線とSoftBankの回線の2つで電波を展開しているので、通信の安定感はMVNO事業者の中でもトップクラスの部類になります。
「iPhone SE」と「iPhone 5S」の購入が可能です。
新規/MNP契約と同時に端末購入すると2年間に渡り月額料金割引が適用されます。
割引金額と端末代金の実質負担額は以下の通りです。
iPhone SE 32GB | iPhone SE 128GB | |
---|---|---|
分割支払金 | 2,700円 | 3,240円 |
月額割引(24ヶ月間) | -1,620円 | -1,620円 |
端末代金実質負担額 | 1,080円 | 1,620円 |
iPhone 5S 16GB | iPhone 5S 32GB | |
---|---|---|
分割支払金 | 1,620円 | 1,782円 |
月額割引(24ヶ月間) | -1,620円 | -1,782円 |
端末代金実質負担額 | 0円 | 0円 |
「iPhone 5S」は端末代金が実質0円になります。
・「UQ mobile」
auのMVNO事業者。
こちらも同じくMVNO事業者として通信速度が安定していると言えます。
購入可能端末は同じく「iPhone SE」と「iPhone5S」となっています。
ちなみにau用のiPhoneのSIMカード契約も可能です。
「UQ mobile」も同様に新規/MNP契約と同時に端末購入すると2年間の月額割引が適用となります
iPhone SE 32GB | iPhone SE 128GB | |
---|---|---|
分割支払金 | 2,268円 | 2,700円 |
月額割引(24ヶ月間) | -1,188円 | -1,080円 |
端末代金実質負担額 | 1,080円 | 1,620円 |
iPhone 5S 16GB | |
---|---|
分割支払金 | 1,944円 |
月額割引(24ヶ月間) | -1,944円 |
端末代金実質負担額 | 0円 |
実質負担額は「Y!mobile」と変わりませんが、iPhone5Sの取り扱い種類に違いがあります。
料金プランは後ほど「各事業者の通信料金比較」で紹介します。
iPhone利用可能をプッシュしているMVNO事業者
ではiPhone利用に適しているとされるMVNO事業者を紹介、解説していきます!
主要MVNO事業者
・「mineo」
関西ではインターネットサービス「eo光」を手掛ける「ケイ・オプティコム」が新たに展開したMVNO事業。
auかdocomoのどちらかのMVNOサービスのみを提供している事業者が多いですが、「mineo」はauとdocomoどちらのMVNOサービス提供も行っていることが最大の特徴です。
Au通信網を使用した「Aプラン」、DoCoMo通信網を使用した「Dプラン」がありお好みで変更も可能です。
また大阪は梅田のグランフロントをはじめ、店舗展開も進行中です。
・「楽天モバイル」
ショッピングサイトをはじめとしたサービスで皆さんもご存知の「楽天」が提供するDoCoMoのMVNOサービス。
DoCoMo通信網を使用しているので、地方でも安定した通信が可能です。
・「LINEモバイル」
LINE、twitter,instagramをはじめとしたSNS通信がパケット通信としてカウントされないことで話題のMVNOサービスです。
・「BIGLOBE」
もともとはインターネットサービスで知られているプロバイダであり、auのMVNO事業も展開を開始しました。
iPhoneとSIMのセット販売をしていましたが、2017年4月現在は完売した模様です。
通信速度のクオリティはインターネットプロバイダとしても微妙だったことも引きずってか、MVNOサービスでもよろしくない傾向にあります。
SoftBank端末所有者向けのサービスも登場
今まではauとDoCoMoのMVNOばかりで、SoftBankのiPhoneをMVNOで使用するには「3大キャリアで使用していたiPhoneの制限」で述べた要素による逆風を最も受ける状況が続きました。
しかし今年になり、ようやくSoftBankが重い腰を上げたことによりSoftBank端末もそのまま使用可能になるMVNO事業者が登場してくれました。
もともとDoCoMoのMVNO事業者でしたが、SoftBankのiPhoneとiPadをそのまま利用できる「U-mobile S」が提供開始されました。
SoftBankの4G LTE回線だけでなく、3G回線も利用可能です!
こちらも「U-mobile」と同様に「b-mobile S 開幕SIM」を展開開始。
SoftBankユーザーの方、過去にSoftBank端末を使用されていた方にとっては「やっとか!」という思いでしょう。
こちらの記事も参考にしてください。
=> ソフトバンク端末でも格安SIMの利用が可能に!U-mobile S と b-mobile Sを徹底比較
各事業者の比較
月額料金比較
「Y!mobile」と「UQ mobile」以外のMVNO事業者の月額料金はあまり差はありません。
ここでは「Y!mobile」、「UQ mobile」と「その他事業者の相場金額」の3つに分けて比較します。
尚、プランは全て通話、データ通信込みとなります。
通信容量 | Y!mobile | UQ mobile | その他事業者相場 |
---|---|---|---|
1GB | 2,980円 | 2,980円 | 1,500円 |
3GB | 3,980円 | 3,980円 | 1,600円 |
10GB | 5,980円 | 5,980円 | 3,000円 |
※「Y!mobile」と「UQ mobile」は契約後の1年間は上記金額から1,000円割引、2年間はデータ通信可能量が倍になります。
月額通信料金だけで考えるとその他事業者が安い価格になります。
しかし「iPhone SE」や「iPhone 5S」を購入して使用する場合であれば更に割り引きが入る「Y!mobile」と「UQ mobile」が断然お得になります。
最新の「iPhone7」や「iPhone 6S」を利用する場合であればその他事業者を選ぶと良いでしょう。
しかし「iPhone7」の端末価格の平均値は10,000円。
それを24回で割ると約4,200円です。
上記のその他事業者の月額料金にこの4,200円をプラスした金額で他社と比較したほうがいいでしょう。
例えばSoftBankで「iPhone7」を購入した場合、通話をしない人向けのプランでデータ定額を7GBにしたとします。
さらに固定インターネットとのセット割引が適用されれば約7,300円。
その他事業者の10GBプランに4,200円を足すと7,200円となるので金額面はそこまで変わりません。
通信速度は「Y!mobile」と「UQ mobile」に軍配
通信速度はネットの口コミ情報から見ても「Y!mobile」と「UQ mobile」が優秀です。
「Y!mobile」はSoftBankのグループ会社、「UQ mobile」はもともと「UQ WiMAX」のときからauと提携していたので、良質なクオリティの電波帯が提供されているのでしょう。
その他の事業者になると「mineo」と「楽天モバイル」以外は著しく劣ってきます。
しかし通話は殆どせず、ネット通信も自宅でしかしない人にはそこまで問題にはならないでしょう。
[char no=4 char=”パパ”]パパが利用しているmineoの通信速度についてはこちらの記事を参考にしてください[/char]
=> パパのiPhone 6 Plusでマイネオ(MVNO)の通信速度を検証しました
保証サービスの加入は必要?
各事業者の保証サービスの現状
料金以外で気になるとすれば「端末が故障したときのために保証オプションは必要なのか?」という点でしょう。
結論から言えばiPhoneの場合、事業者が提供するほ保証サービスに加入する必要はありません。
何故なら、Apple製品の修理は基本的にAppleが正規と定める修理プロバイダでしか修理ができないからです。
(非正規の修理店も存在しますが、Touch IDのセキュリティが作動して使用不可能になるリスクが高いのでお勧めしません)
各キャリアが提供している保証サービスはあくまでも「修理に発生した料金への補填」だけで、修理受付をしてくれるものではありません。
iPhoneは黙ってApple Care?
では、どのような保証サービスに加入すれば良いのでしょうか?
迷わず「Apple Care」の一択です。
機種によって料金は異なりますが平均は16,000円、または月額600円となっており2年間保障が適用されます。
正規修理プロバイダで2年間の間に2回保障適用金額で修理可能になります。
(およそ正規料金の3分の1の金額です)
3年目以降は保障無しになりますが、2年経って壊れた場合は流石に買い換えを検討しますからね…。
総括
MVNO事業者でiPhoneを使いたい場合はその方の状況によってベストな選択肢は異なります。
以前から使用しているiPhoneで使用する場合は「SIMロック解除」が不要になるMVNO事業者が最も良いです。
新しいiPhoneを購入する場合、「iPhone SE」と「iPhone 5S」であれば「Y!mobile」と「UQ mobile」が明らかに良いです。
それ以降の機種だと正直微妙で、皆さんが3大キャリアと固定インターネットのセット割引が適用されるか否かで変わります。
このセット割が適用されない方は迷わずMVNOを選びましょう。
iPhoneに適したMVNO事業者ですが、「Y!mobile」と「UQ mobile」以外だとどれも拮抗しています。
安定は「mineo」や「楽天モバイル」、「LINEモバイル」ですが、他の事業者は下調べが必要でしょう。
あまり名前を聞いたことがないインターネットプロバイダが提供しているMVNOサービスは通信速度のクオリティが著しく悪いところもあるので、要注意です。
[char no=4 char=”パパ”]iPhone + 格安SIMは全然あり!ですよ。参考になりましたでしょうか[/char]
[char no=2 char=”三女ちゃん”]ばぶぅ〜[/char]