格安SIMとは

格安SIMとは? 〜 まずは格安SIMの仕組み・要点を理解しましょう 〜

格安SIM
格安SIM

毎月のスマホ代を安くする方法として、格安SIMが日に日に普及しつつあります。

かつてはネットでSIMカードを購入し、複雑な開通手続きや端末の有効化を済ませた後にやっと使うことが出来る玄人好みなサービスでしたが、最近では特別な知識を持たない方でも簡単に導入と契約が出来るようになりました。

例えばSIMカード、Amazonや楽天で購入できることはもちろん、近年ではビックカメラやヤマダ電機を始めとした家電量販店で購入が出来るようになりました。また実際の契約やスマホ本体の設定作業についても、一部の業者では大手キャリアのように店頭での契約もできるようになりつつあります。

これによって今後、格安SIMはより気軽に使い始められるようになり、ますます多くの人がスマホを利用する上での選択肢として検討していくことが期待されています。

しかしながら、今までより気軽に選べるようになったとはいっても、まだわからないところや難しいところが多い現状があります。安さの理由や実際の契約・乗り換えではどんな手続が必要なのか、利用する上ではどんなことに注意すればいいのかなど、あまり知らないままに契約してしまう方も少なくありません

お得かつ便利に格安SIMを使いこなしていくためには、基礎知識を知っておくことが大切です。基礎知識があれば怪しい業者や難ありな料金プランを選ぶこともなくなり、月々の料金を抑えつつ今までと変わらない便利な使い勝手の格安SIMを選べるようになります。

少し回り道にはなりますが、毎月の携帯代をぐっと安くするためにも、ここで一度勉強していきましょう!

[char no=4 char=”パパ”]格安SIMを利用し始める前に格安SIMの仕組みを理解しておきましょう[/char]

[char no=8 char=”SIM博士”]格安SIMについて分かりやすく説明します![/char]

今回は格安SIMの安さの秘密と、使っていく上での注意点について解説・ご紹介致します。

格安SIMとは?

格安SIMとは

[char no=5 char=”ママ”]格安SIMって??[/char]

[char no=8 char=”SIM博士”]低価格で提供されているSIMカードを一般的に”格安SIM”と呼びます[/char]

スマホの本体に入っている小さなICカードを「SIMカード」といいます。このカードには電話番号や契約情報が入力されており、これをセットすることではじめて、携帯を使ったウェブ通信や音声通話が出来るようになるのです。

SIMカードはNTT docomoやSoftBankをはじめとした大手キャリアではもちろん、格安な料金で携帯サービスを提供している業者でも同じものを販売しています。このうち、格安料金の業者が扱っているSIMカードと、この業者の提供する携帯サービス全般が「格安SIM」と呼ばれています

格安SIMの具体的な月額料金は業者によって異なりますが、使い方に合わせた料金プランを選ぶことにより、大手キャリアと比べて2/3〜1/2ほど料金を安く抑えることが出来ます。ここ最近は普及が進んでいることもあり、2年間の契約期間が満了した後に格安SIMへの契約移行を検討している方が日に日に増えています。

ポイント
スマホを使うにはSIMカードが必要。そのSIMカードをキャリアに比べて安く提供されているのが”格安SIM”

MVNOとは? 格安SIMのことではないの?

MVNO

[char no=6 char=”長女ちゃん”]エム、ブイ、エヌ、オー…?[/char]

[char no=9 char=”助手さん”]MVNOは格安SIMの商品・サービスを提供している業者です[/char]

格安SIMを紹介・解説するサイトでは「MVNO」という用語も頻繁に用いられています。これはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略です。……少しむずかしい名前ですね。MVNOとは格安SIMのことではないのでしょうか?

MVNOと格安SIM、いずれも「携帯の料金を低価格に抑えるためのもの」としては同じですが、厳密には意味が異なります。格安SIMは前述の通り、格安料金を設けている業者が提供しているSIMカードとそのサービスのことを指します。

一方のMVNOは、これらのSIMカード・サービスを提供する業者そのもの、大手キャリアでいうAUやNTT docomoなどを指しています。

ポイント
格安SIMを消費者に提供している業者を”MVNO”と呼ぶ

なぜ料金が格安に抑えられるの?

なぜ?

[char no=7 char=”次女ちゃん”]格安SIMはなんで安いの〜?[/char]

[char no=8 char=”SIM博士”]MVNOが低価格でサービスを提供できる安さの秘密は3つです[/char]

MVNOと格安SIMの意味がわかったところで、次は安さの秘密を紐解いていきましょう。

秘密その1 自前の通信網を持っていない

大手キャリアでは基地局や通信ケーブルをはじめとした通信網を自前で準備することで、顧客へ便利で快適な通信サービスを提供しています。日本全国にアンテナやケーブルを張り巡らせなければいけないため、最初の投資額こそ莫大なものですが、一度立派な通信網を作ってしまえばあとはずっと安定した通信料金の収入が期待できます。

一方のMVNOは、名前に「仮想」とあるとおり、自前の通信網をもってはいません。じゃあどうやって通信サービスを提供しているのでしょうか? 意外に思われるかもしれませんが、大手キャリアにレンタル料金を払い、通信網を貸してもらってサービスを提供しているのです。

もちろんこれでは毎月大手キャリアへのレンタル料金がかかります。しかし何十兆円もかけて大都市から山奥までアンテナやケーブルを張り巡らせることに比べれば、かかる手間も費用もずっと安上がりです。この浮いたお金を顧客へ還元することにより、格安な携帯料金を顧客へ提供することが可能なのです。

「大手キャリアから通信網を借りる」

この一文にピンときた方もいらっしゃるのではないでしょうか? MVNOのサービスはdocomoやSoftBankの回線を間接的に使っているため、たとえ毎月の料金が格安であっても山奥や地下街で使えないといった心配は全く無用です。

2010年頃までは地下鉄内や高層のオフィスビルなどで電話が繋がりにくい大手キャリアも確かに存在しましたが、今日ではそういったことはまずありません。同様に格安SIMも、ネットと電話を日本全国どこでも快適に利用することが出来るのです。

安さの秘密その1
MVNOはキャリアから通信網を借りているため、通信網を構築する莫大な費用が不要

秘密その2 直営店がない

docomoやAUでは日本全国のあらゆるところに直営のショップを設けています。契約はもちろん、機種変更や各種の手続きなど、困ったことや力を借りたいことがある場合にはすぐに頼れる点がありがたいですね。

一方MVNOは、直営店をもっているところはほとんどありません。数少ない例外としてイオンモバイル(日本全国のイオンスーパー・ショッピングセンター)やTONE(全国のTSUTAYA)などがありますが、その他の手続きはネットで行ってもらうように誘導しています。

1つの直営店では3〜10人ほどのスタッフが日々応対しているため、人件費がかさむことはもちろん、各店のテナント賃料もばかになりません。一方のMVNOではこうした人件費・賃料の負担はほとんどありません

またイオンやTSUTAYAに直営店を構えるMVNOでは、同じグループの小売店で営業を行っているため、テナント代を最小限に抑えることも出来ます。こうして余計な支出を最小限にとどめ、その分低価格な料金を実現させているのです。

安さの秘密その2
MVNOはネットを利用するため実店舗の維持費が不要

秘密その3 MVNO同士の競争が激しいため、料金がどんどん安くなっている

大手キャリアはNTT docomo、AU、SoftBankの3社しかないため、料金についても3社横並びで価格競争が起こるといったことはほとんどありません。この横並びには不満を口にするユーザーも多く、時には総務省から「もう少し価格競争やサービスの充実化に力を注いでくれないだろうか?」と苦言を呈されることもあるほどです。

一方のMVNOは、日々激しい顧客の獲得競争が繰り広げられています。何しろ同業者は日本全国で600社近くもあるため、より充実したサービスをより安価に提供しないと目を向けてもらうことは出来ません。この熾烈な競争によってわたしたちは、使い勝手の良い通信サービスを安価に使うことが出来るのです。

安さの秘密その3
格安SIM業界で競争が激化!より低価格、より高サービスを提供するためにMVNO同士が競い合っている

実際に格安SIMを使う上での注意点

注意

[char no=4 char=”パパ”]SIM博士、格安SIMの仕組みは分かったので利用する上での注意事項を教えてください[/char]

[char no=8 char=”SIM博士”]はい、では格安SIMを使う際の注意事項を伝えますね[/char]

安さの秘密を知ったことで、格安SIMが決して安かろう悪かろうなものではないことがお分かりいただけたかと思います。それではいざ契約!と行く前に、格安SIMを使う上での注意点について確認していきましょう。

注意点その1 初期設定や開通手続きは少し難しい

MVNOは直営店を持たないところが大半のため、SIMカードを入手してから実際に開通させるまでの手続きは自力で行う必要があります。具体的な手順は次のとおりです。

  1. MVNOのページでSIMカードの登録・有効化手続きを行う
  2. 利用するスマホ本体のSIMロックを解除する(SIMフリー機の場合は不要)
  3. 端末にSIMカードをセットし、APN設定(初期設定)を行う

いずれも特段に難しい作業ではないため、身構える必要はありません。しかし機械が苦手な方にとっては、これらの作業でいろいろつまづいてしまうことがあるかもしれません。
不安がある方はイオンやTONEをはじめとした直営店・サポートがあるMVNOを選択しましょう。困った時に聞きに行けるところがあれば、何かトラブルがあった時にも安心ですからね。

[char no=4 char=”パパ”]パパもマイネオ(mineo)の初期設定を自分でやりましたが、特に迷うことなくできました[/char]

=> マイネオからSIMが届いたので設定から試使用してみた

注意点その1
初期設定や開通手続きを自分で行う必要がある

注意点その2 大手キャリアから乗り換えの場合、高額な違約金が発生することも…

大手キャリアから番号をそのままに、MVNOへ契約を乗り換える場合(MNP)には、高い可能性で高額な違約金が発生することをあらかじめ知っておく必要があります。

初めての契約や機種変更時の案内であるため、もうお忘れになった方も多いかもしれません。あなたが今大手キャリアのスマホをお使いの場合、ほぼ100%の確率で2年契約の縛りがかかっています。

この縛りははじめての利用から2年間は解約できず、また2年が過ぎた後も1〜2カ月の猶予期間以外は解約することが出来ない制限があります。そしてもしこの猶予期間以外の時期に解約や乗り換えを行った場合、おおよそ10,000円(税別)の違約金が発生します。解約するだけで10,000円……安い金額ではありません。3カ月〜半年ほど格安SIMを使えば回収できる金額ですが、それでも高いことに変わりはありません。

格安SIMの利用を検討する際には、この違約金支払いがあることをあらかじめ織り込んでおくこと、またどうしてもこの支払いが嫌な場合には、解約可能な猶予期間を狙って入念な解約計画を立てるなどの準備が必要となります。

注意点その2
キャリアを解約する際の違約金について事前に確認しましょう

注意点その3 SIMロック解除やカードのサイズなど、事前確認が必要な項目が沢山ある

SIMカード規格の紛らわしいところなのですが、お使いのスマホによって対応しているカードのサイズが異なっている欠点があります。例えばiPhoneでは5〜7まではnano SIM、4のみMicro SIM、それ以前は通常のSIMカードといった具合にサイズが異なっています。

ネットや家電量販店でうっかりサイズ違いの格安を購入してしまったら泣くに泣けません。これを防ぐためにも、SIMの購入時にはお手持ちのスマホがどのサイズに対応しているのかを入念に確認する必要があります。

また、大手キャリアから乗り換える場合には事前に端末のSIMロック解除をしておくことが重要です。これは例えば……

「AUから発売された端末はAUのSIM以外読み込まない。SoftBankも、docomoも同じ」

といったロックがかけられています。しかしこれでは、格安SIMをセットしても読み込んでくれません。

そのため、乗り換え前にSIMロックの解除をしておくことが必要です。直営店でお願いすればすぐに終わるようなものですので、手短に済ませてしまいましょう。

あらかじめ確認や準備が必要なものとしては、次の5項目が挙げられます。

  • SIMカードのサイズ確認
  • 現在使っているスマホのSIMロック解除(同じ回線を利用するなら不要です)
  • 乗り換え用番号の発行(転出元の直営店で受け付けています)
  • 格安SIMの入手(ネットなどで)
  • 支払い方法の確認・準備(クレジットカードが必要であることが大半です)

まとめ

まとめ

[char no=8 char=”SIM博士”]格安SIMの安さの秘密と、実際に使っていく上での注意点についてご紹介致しました[/char]

MVNOと格安SIMの違いにはじまり、安さの秘密やそれに伴う注意点を学んで頂けたことで、格安SIMが決して安い一方デメリットや落とし穴の多い危ないものではないことがお分かりいただけたかと思います。

格安SIMの割安な月額料金は、この記事で見てきたように、サービスを程よくスリム化させることで実現したものです。安いからといって使い勝手が悪くなったり、電話やネットが圏外になる割合が多くなるといったことは、まず考えられませんのでご安心ください。

ご自身の利用状況に合う料金プランを選択することで、使い心地の良さはそのままに、毎月の料金を最大で1/3ほどに減らすことも可能です。自分にあったプランを検討し、格安SIMを快適に利用しましょう。

[char no=2 char=”三女ちゃん”]ばぶぅ〜[/char]