
LINEモバイルでは、5種類のSIMフリースマホと1種類のSIMフリータブレット、合計6種類の端末が販売されています。
タブレットは1種類ですがスマホは5種類もあるので、一体どれを買うべきかよくわからない!と思ってしまいますよね。価格もけっこう似通っています。
そこで今回は、LINEモバイルで販売されているスマホとタブレットを徹底解説します。スペックやおすすめポイント、デメリットを説明し、最終的にスマホを買うならどれがオススメかも決めますよ。
キャリアや他の格安SIMからLINEモバイルに乗り換える際にスマホをセット購入しようと考えている人は、今回の記事を参考にしてみてくださいね。
目次
VAIO Phone Aは安さと信頼性にこだわる人にオススメ
LINEモバイルで販売されている中でも一番新しい端末が、パソコンでおなじみのVAIOが手がけるSIMフリースマホ・VAIO Phone Aです。
VAIO Phone Aの特徴を一言でまとめると、信頼性が高く性能もほぼ十分なスマホですね。
スペックは以下の通りです。
価格 | 24,800円 |
---|---|
OS | Android 6.0.1 |
CPU | Snapdragon 617 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 16GB |
画面 | 5.5インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1,300万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ | 167g |
バッテリー容量 | 2,800mAh |
それでは詳しくチェックしていきましょう。
VAIO Phone Aは長野の工場で品質検査されている
VAIO Phone Aの特徴は、海外で生産された後に長野の工場でしっかりとチェックを受けてから販売されていることです。
SIMフリースマホは海外製のものがほとんどですが、日本のVAIOが手がけて検品まで行われているために、VAIO Phone Aはその中でもひときわ信頼性が高いですね。
VAIO Phone Aは性能が価格のわりに高いのもメリット
VAIO Phone Aのスペックは、全体的に高めです。キャリアの10万クラスのスマホに比べれば流石に劣りますが、通常利用において不自由に感じる場面はおそらくないでしょう。
画面サイズは5.5インチと大きく、解像度もフルHDなのでとても綺麗ですよ。
CPUはSnapdragon 617で、ゲームアプリもほとんどはバッチリ動作します。
デメリットは独自機能がなく、特徴も薄いこととストレージ容量
VAIO Phone Aのデメリットは、特徴の薄さですね。
他社のスマホの多くは「ここが最高に優れている!」というわかりやすい機能や際立ったスペックがあるのですが、VAIO Phone Aには特に独自機能がないですし、スペックもそつなくまとまっていてちょっと地味です。 そしてスペック上の唯一のデメリットと言えるのが、ストレージ容量ですね。16GBです。
アプリをたくさん入れる人や写真を撮ったり動画を撮影したりする人にとっては、この容量は少ないでしょう。
microSDを用意しつつうまくやりくりするか、もっとストレージ容量が大きいスマホを買うことになりますね。
nova liteはコストパフォーマンスを重視する人向け
nova liteは2017年4月現在、日本で販売されているSIMフリースマホの中でもトップクラスの人気を誇っています。
なぜかというと、価格が税抜きで2万円を切っているのに性能がかなり高めにまとまっているからです。
スペックを表にまとめたので、まずはご覧ください。
価格 | 19,900円 |
---|---|
OS | Android 7.0 |
CPU | Kirin 655 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 16GB |
画面 | 5.2インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1,200万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 147g |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
それでは、もう少し細かく見ていきましょう。
税抜き価格が2万円を切っているが、性能は高め
nova liteの魅力はコストパフォーマンスの高さです。
税抜き価格が2万円を切っているのにCPUはやや性能が高いですし、メモリも3GB搭載されています。前機種というべきP9liteのメモリは2GBだったので、パワーアップしていますね。
画面も5.2インチと大きいですし、解像度はフルHDでかなり綺麗です。ほぼ向かう所敵なしのSIMフリースマホですね。
指紋認証機能が搭載されているのも嬉しい
nova liteの機能的なメリットは、指紋認証機能が搭載されていることです。VAIO Phone Aには指紋認証がありませんが、それより安いnova liteには搭載されているわけです。
指紋認証機能ですぐに画面のロックを解除できるため、毎日のスマホの利用はとても快適になりますよ。
デメリットはストレージ容量の少なさやCPU
nova liteのデメリットは、ストレージ容量が16GBと少なめなことです。
VAIO Phone Aと同様、16GBではアプリなどのデータをあまりたくさん保存できません。
そしてもう一つ、CPU性能自体は低くないのですがKirinというCPUなので、日本のスマホゲームアプリなどと相性が悪いこともあります。
ゲームを色々起動する人は、他のスマホを選んだ方が良いかもしれません。
arrows M03はおサイフや防水、ワンセグが使えるので便利
根強い人気を誇る富士通製のSIMフリースマホが、arrows M03です。このスマホが日本で人気が高いのには、大きな理由があります。
まずはスペックから見てみましょう。
価格 | 32,800円 |
---|---|
OS | Android 6.0 |
CPU | Snapdragon 410 |
メモリ | 2GB |
ストレージ容量 | 16GB |
画面 | 5インチ、HD |
カメラ | アウトカメラ:1,310万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ | 141g |
バッテリー容量 | 2,580mAh |
スペックを見た段階では、どこが良いのかピンとこないかもしれません。それでは、機能面などについて説明していきます。
日本製スマホによく搭載されている機能は大体ついている
arrows M03には、
- おサイフケータイ
- 防水
- ワンセグ
これら3つの機能があります。いずれも海外製のSIMフリースマホにはまずない機能ですし、日本のVAIO Phone Aにもありません。
つまりarrows M03の人気が高いのは、日本人がよく使う機能がほぼ全部備わっているからなんです。
なお赤外線通信の機能はありませんが、もはやついているスマホの方が少ないですし、それほど支障はないでしょう。
メタルフレームでなかなか立派な本体なのも嬉しい
本体デザインも人気です。指紋認証がないのは残念ですが、フレームがメタル製、背面はガラスになっていて、価格のわりに高級感があります。
カラーもブラックやホワイト、ピンクなど様々で、老若男女問わず使えます。
弱点はスペックが全体的に抑えめなこと
arrows M03の弱点は、スペックが低めなことです。
メモリ2GB、ストレージ容量16GB、CPUはSnapdragon 410と、ラインモバイルで販売されているスマホの中でも性能が低めですね。
ただしストレージ容量にこそ気をつける必要がありますが、おそらくそれ以外のスペックについてはそこまでストレスを感じる場面はないでしょう。
Zenfone 3はLINEモバイルの中で一番性能が高いスマホ
Zenfone 3はASUS製のSIMフリースマホで、LINEモバイルで販売されているスマホの中では一番性能が高いです。まずはスペック表をご覧ください。
価格 | 39,800円 |
---|---|
OS | Android 6.0.2 |
CPU | Snapdragon 625 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 5.2インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1,600万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 144g |
バッテリー容量 | 2,650mAh |
それでは、詳しく解説しましょう。
全体的に性能が高く、ゲームも動画もバッチリ
Zenfone 3は全体的に性能が高いですね。ストレージ容量は32GBと十分なボリュームがありますし、メモリも3GB、CPU性能も高めです。
ゲーム、アプリ、動画、音楽など、スマホですることなら基本的になんでも問題なくできますよ。
デュアルSIMデュアルスタンバイにも対応している
2枚のSIMで同時に着信を待ち受けられたり、通話用SIMとデータ通信用SIMを使い分けたりできるデュアルSIMデュアルスタンバイの機能にも対応しています。
LINEモバイルのSIMはデータ通信用にして、他社で契約した音声SIMを通話用にするなどの使い方ができますよ。
また仕事用のSIMとプライベート用のSIMを一台にまとめたりもできます。
デメリットはLINEモバイルの中でも価格が高いこと
デメリットは価格の高さですね。税込で4万円を超えてしまいます。
一括購入するにはギリギリの価格でしょう。なおLINEモバイルではスマホの分割購入ができないので、要注意です。
Blade E01はとにかく価格が安く、性能はだいぶ抑えられている
最後に紹介するスマホは、Blade E01です。まずはスペックをご覧ください。
価格 | 13,800円 |
---|---|
OS | Android 5.1 |
CPU | MT6735P |
メモリ | 1GB |
ストレージ容量 | 8GB |
画面 | 5インチ、HD |
カメラ | アウトカメラ:800万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ | 155g |
バッテリー容量 | 2,200mAh |
見ての通り、Blade E01のスペックはかなり低めです。
それではスペックについてもう少し細かく解説します。
何よりも価格を重視する人向けの端末
Blade E01のスペックはかなり低く、快適に使えるスペックよりもちょっと下です。大人がメインスマホとして毎日持ち歩くのは、ややストレスを感じるでしょう。
ストレージ容量はわずか8GBなのであまりアプリなどは保存できません。メモリも1GBしかないので、動作面でもちょっとイマイチですね。
なんでもいいのでとにかく安くSIMフリースマホを入手したい。そんな人にオススメです。
子供に連絡用に持たせるのに最適
Blade E01は、子供に持たせるのにオススメです。子供に持たせるなら、デメリットもメリットになります。
例えばたくさん色々なアプリを入れられると、親としては困ってしまうことがありますよね。Blade E01ならそもそもアプリをそれほど入れられなかったり、性能的に快適に動作させられなかったりするので安心です。
あくまで連絡用、ちゃんと勉強したらそのぶん少し遊んでもOKにするなど家族でルールを決めて、子供にBlade E01を持たせてみてはどうでしょうか。
端末価格が安いので、壊れてしまってもそれほどダメージも大きくならずに済みますよ。
唯一のSIMフリータブレット・MediaPad T2 7.0
最後に、SIMフリータブレットのMediaPad T2 7.0について簡単に解説します。
価格 | 24,800円 |
---|---|
OS | Android 5.1 |
CPU | Snapdragon 615 |
メモリ | 2GB |
ストレージ容量 | 16GB |
画面 | 7インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1,300万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ | 250g |
バッテリー容量 | 4,360mAh |
スペックは以上の通りです。そこそこのスペックですね。
7インチフルHDの液晶画面が魅力、しかし人によっては小さく感じるかも
画面サイズは7インチです。フルHDで、解像度は高いですよ。
なおスマホよりは大きい画面ですが、iPadなどに比べるとけっこう小さいので人によっては物足りないかもしれません。
家電量販店などで、一度7インチタブレットのサイズをチェックしてみることをお勧めします。
安くタブレットを手に入れたい人にオススメ
とにかく安くタブレットを手に入れて、LINEモバイルの高速通信で活用したい人にはMediaPad T2 7.0がお勧めですね。
既にLINEモバイルで使うスマホは持っていて、SIMを契約するついでにタブレットを手に入れたい人にもお勧めです。
まとめ
6種類の端末を紹介しました。もしもどれを買えばいいか迷ったら、おそらくarrows M03を買うのが最も良い選択でしょう。
性能こそZenfone3などに劣りますが、おサイフケータイと防水機能があるのはとても魅力的です。
突然雨に降られても、arrows M03なら壊れずに済むかもしれません。また電車やバスにも、モバイルSuicaで乗れるのが嬉しいですね。
一見どれを買えばいいのかわかりづらいLINEモバイルで取り扱われているスマホですが、詳しく中身を見てみればけっこうスペックや機能が異なります。
今回の記事を参考に、どれを買うか検討してみてください。