
「毎月のスマートフォンの月額料金を節約するために格安SIMに乗り換えたいけど、通信速度も捨てられない」とお悩みのそこのあなた!
私の解説を読んでいきませんか?
今回は月額料金と同じぐらいに気になるMVNOサービスの通信速度の口コミ評判を比較していきます!
正直な話、MVNOサービスは通話をあまりしなくてインターネット通信もそこまでヘビーにしない方にはとても打って付けのサービスです。
しかし「月額料金も安く、通信速度も速く」という所謂「量も質もこだわりたい」スタンスの方も多いのではないでしょうか?
ここではそんな悩みを抱いている人たちのために日本の主要MVNOサービスの口コミ評判を集め、一挙公開したいと思います!
MVNOサービスの通信速度の実態
まずこの質問に対して答えていきたいと思います。
「MVNOサービスは3大キャリアの電波を提供していると聞きましたが、3大キャリアと違ってインターネットの通信速度が遅いというのは本当ですか?また本当だとしたら、それは何故なのでしょうか?」
結論から言いますとMVNOサービスの通信速度は3大キャリアに比べると確かに遅いです。
しかし様々な事業者では「DoCoMoの電波帯を使用しているので、下り速度が最大262.5Mbpsの高速通信を格安料金で実現!」と書かれていますね。
これには一つの注意点があり、MVNOサービスが提供している通信回線は「ベストエフォート方式」を採用していることに起因します。
この「ベストエフォート」とは日本語に訳すと「最大限の努力をする」という意味で、常に高いクオリティの通信提供を保証するものではないのです。
(固定インターネットサービスにも悪い意味で「ベストエフォート方式」と小さい字で表記されている事業者が存在します。事業者にもよりますが当たりが悪ければ通信速度が激しく遅いものに出くわすので注意が必要です)
MVNOサービスは限られた予算でサービスを提供しています。
それ故に3大キャリアから確保している回線量も少なくので、通信速度が遅くなることは珍しいことではありません。
事業者によってクオリティが変わってくるのは、このことが原因なのです。
利用者が多い時間帯に通信速度が遅くなるのも、これが原因になっていたわけなのですね。
利用者が多い時間帯は大きく分けると3つです。
・7:30~8:30
朝の通勤時間ですね。
電車の中でスマートフォンを触っている人は確かに多く見受けられます。
・12:30前後
一日の楽しみであるランチタイムですね。
私は一日の食事の中で一番楽しみなのはランチです!←誰も聞いていない。
12:30ということは昼食を食べ終わったあとの利用者が多いことがイメージできるのではないでしょうか?
・18:00~23:00
帰宅の通勤時間から自宅でリラックスしてくつろぐ時間帯ではないでしょうか?
この時間帯は混雑していても自宅のWi-Fi接続でネット利用をする人が多いので、人によってはあまり気にしなくてもいいかもしれません。
実測値を見る飢えで最も重要になってくるのはこの3つの時間帯です。
この時間帯の実測値を制するものがMVNOサービスを制すと言っても過言ではありません。
それでは早速主要サービスの口コミを紹介していきましょう。
事業者別の口コミ評判
・「Y!mobile」
SoftBankのグループ会社でありSoftBankのMVNOとして知られている「Y!mobile」。
通信速度もSoftBankのように良いのでしょうか?
「回線速度は7.2Mbps。料金は安いと思いますが、速度が遅いのが欠点ですね」
「8Mbps前後でしょうか?動画は見ないので十分ですが、将来的にはもっと速くなってほしい」
「街中では電波は途切れませんが、夕方から深夜は動画の再生ができませんでした。ヘビーユーザーには不向きかも」
「SoftBankと変わらない速度でした」
地域によって異なるようですが、下り速度の実測値は10Mbpsという声が多い印象でした。
「Y!mobile」はMVNOの中でも比較的高めの料金なので、もう少し改善してほしいところです。
・「UQ mobile」
auのMVNOとしては最も良くしられており、iPhone SEの取り扱いを開始したことで話題となっているMVNOサービス事業者。
「通信品質が良いと聞いて選びましたが、auのときと比べても遜色はありません。時間帯によってはMVNOらしさを感じますが、たまにしか感じない程度」
「自宅では20Mbps、外出先では5Mbpsでした。速度は問題ないと思います」
「昼間は1Mbps出るかどうか、それ以外は10Mbps弱。動画は見ないから良いけどさ…」
平均的に10Mbps前後という結果。
人によってauと遜色がないという声もありますが、限られた地域だけでしょう。
・「楽天モバイル」
DoCoMoのMVNOの中では最も勢いのある事業者の一つ。
楽天的な結果は出るのか否か?
「正午直後までは20Mbps出ていたのに、その5分後には0.3Mbps。13時前はスピードテストで計測不能とかになる。昼間の脅威とはこのことか…」
「LINEのツムツムのログインに1分かかりました。UQ mobileを使用している友達が横で1ゲーム終了したタイミングでログインできたとか…解約を検討します」
「2017年の2月は15Mbps以上は出ていたのですが、3月に入ってから300Kbps~1.5Mbpsと著しく速度が低下しています…規制緩和が原因か?」
3日間で一定のデータ通信を行うと低速モードになる制限が撤廃されてから評判がガタ落ち状態になっています。
先日、「UQWiMAX」でも似たようなことがありましたが、制限が撤廃されると電波供給が難しくなるのでしょか?
・「mineo」
DoCoMoの通信網を利用した「Dプラン」とauの通信網を利用した「Aプラン」の2種類を選択できることが特徴である「mineo」はプラン別に速度も変わってくるのでしょうか?
「Dプランの口コミ」
「12時前後は混雑してスピードはなかなか出ません。それ以外の時間帯は3大キャリアと比べて特段遅いと感じませんでした」
「関東都心部で使用しています。お世辞にも速いとは言えません。酷いときだと1Mbpsくらいになります」
「Aプランの口コミ」
「魔の昼間12時は3大キャリアと比べる必要がないくらいに悲惨」
「深夜から早朝の時間以外はほぼほぼ使えない」
「メールやネット見るぐらいであれば昼間も問題ありません」
正午前後はやはり通信速度は著しく遅くなるようです。
しかし「Aプラン」よりも「Dプラン」のほうが正午以外の時間帯はまだ不便はないようです。
どの時間帯も下り速度は平均で15Mbps出てくれれば良いのですが…。
尚、電波の守備範囲も「Dプラン」に軍配が上がっています。
・「U-mobile」
続いて動画ストリーミングサービスが展開しているMVNOサービスを見ていきましょう。
「U-mobile」はDoCoMoのMVNOです。
「早朝の6~8時と夜23時以降は5~13Mbpsで概ね満足です。それ以外はバラツキがあり、遅いときだと400Kbpsのときも」
「DoCoMo回線と速度は変わったと思ったことはありません」
「繋がりますけど、3日間の上限に引っ掛かってしまうと極端に落ちます。月初めは60Mbpsも出ることはありますが」
制限以外での通信速度は概ね良好です。
ピークの時間帯によっては落差はありますが、比較的安定していると言えるでしょう。
・「DMM mobile」
同じく動画ストリーミングサービスで知られる「DMM」が展開するMVNO。
「DMM」は動画サービス事業者として老舗ですね。
「平日は12時から13時までと、18時から深夜26時までで平均2~3Mbp程度。これ以外の時間帯は24Mbpsは出てくれます。夕方以降とお昼休みは動画視聴がスムーズにできない点を除けば不便はありません」
「ネット閲覧とLINEぐらいならDoCoMoのLTEと比較しても違いを感じません」
「LTEで使用しているときは問題はありませんが、3Gに切り替えると使い物にならないので注意したほうがいいです」
動画ストリーミングサービスが手掛けるMVNOサービス2社は混雑時も1Mbpsを切るという声はあまり見当たらず、平均的に安定した通信が可能になります。
では、インターネットプロバイダが提供する格安SIMサービスはどうでしょうか?
・「BIGLOBE SIM」
古くから光回線インターネットであるフレッツ光のサービスプロバイダと知られている事業者ですね。
こちらもDoCoMoの通信網を利用しています。
インターネットサービスプロバイダとしては通信速度評判は低いですが、格安SIMとしてどうなのでしょうか?
「提供エリアのカバー率は悪い。LTEのスピードが安定せず、ランチタイムは1Mbps以下がほとんど。それ以外では稀に10Mbps出るぐらい」
「通信速度は遅いけど、料金は安くなったし通話音質は良いですよ」
「インターネットはWi-Fi接続時を中心にすれば問題は無い…要するに、そういうことです」
速度平均値は10Mbpsを下回り、地方では2~3Mbpsと低めです。
プロバイダと同じ結果と言えるかも?!
・「OCNモバイルONE」
こちらも同じく老舗プロバイダとして知られる「OCN」による格安SIMサービス。
インターネットプロバイダとしてへ平均的なクオリティですが、DoCoMoの通信網を提供している速度回線はどうでしょう?
「MVNO全般的にもそうですが、昼と夜の混雑する時間帯は1Mbps以下と非常に遅いです」
「DoCoMoのLTEとあまり差を感じずおそらくターボ機能が効果的なのかと思われますが、動画は止まることがあります」
「深夜から早朝以外では速度が100Kbps前後。速度が遅くて使用できないアプリが多数ある。ヘビーユーザーにはお勧めできません」
「BIGLOBE SIM」とあまり差はないようです。
・「NifMo」
フレッツ光のプロバイダとして知られていますが、通信速度評判は微妙な「@nifty」が提供する格安SIMサービス。
「現段階では3大キャリアとほぼ変わりません。速度計測アプリでも20~30Mbpsは出てくれます。1Mbpsを下回る現象は確認できません」
「ランチタイムが遅いぐらいで、それ以外は問題ありません」
「動画や音楽ストリーミングはたまに途切れますが、特別に不便に感じたことはありません」
インターネットプロバイダが提供する格安SIMの中では平均値も概ね10Mbps前後と良好です。
正午の時間帯の低速は流石に回避できませんが、それ以外の時間帯は不便がないという声が非常におおいです。
電波の守備範囲も広めで、圏外になったという報告も特に見当たりませんでした。
お勧め事業者はやはりDoCoMoのMVNOか?!
調査してわかったことは「auの通信網よりもDoCoMoの通信網を利用している事業者が強い」という点です。
DoCoMoはもともと3大キャリアの中でも地方の隅々まで守備範囲を持っています。
SoftBankやauで繋がりにくい、繋がらなかったところでもDoCoMoは繋がるという減少は昔からよく見受けられました。
地方であればあるほど根強いDoCoMoユーザーは多い傾向にありますが、このシェア数の減少は守備範囲の評判によるものと考えるのが業界内の基本です。
一方、auの通信網は比較的に不安定な事業者が多い印象です。
本来であればauのMVNOはDoCoMoのMVNOに比べて事業者数が少ないので、その分速度が速いのでは期待したくなりますが現実はそうもいきません。
これは事業者事態が大量に通信量を購入していないところに原因があるようです。
通信網の選択が可能な「mineo」もDoCoMoの通信網を使用するプランに人気が集中しているようです。
ただDoCoMoの通信網でもMVNOサービス事業者によって落差はあります。
驚いたのはインターネットサービスプロバイダとして名前がよく知られていたMVNO事業者が軒並み低評価だったことです。
「BIGLOBE」と「OCN」はプロバイダとしての通信速度評判は低いため、ユーザー数が年々低下傾向にあります。
それに伴い収益低下で安定供給できるほどの通信量をDoCoMoから借りることができないことが考えられます。
しかし「@nifty」が手掛ける「NifMo」は最も評判は高かったので、例外が存在するということも意識して契約する事業者選びを行う必要があるでしょう。
総括
日本で主要となるMVNOサービス事業者を比較検証を行いましたが、驚いたのは月額料金が比較的高めの「Y!mobile」と「UQ mobile」が通信速度の評判がそこまで高くなかったことです。
このことを考えると他の料金が安価なMVNO事業者を探したほうが良いということがわかります。
(「Y!mobile」は全国的に店舗展開がされており、アフターの問い合わせがしやすいというメリットはありますが)
しかし通信速度の検証をしていく中で全体で共通する欠点が見つかりました。
それは「アフターサービスが悪い」ということです。
どの事業者も「カスタマーセンターの電話対応が悪かった」という口コミが非常に目立ち、契約後に対する不安を抱くものとなっています。
これは通信業界あるあるとの一つとも言われている「新参サービスはカスタマーセンター窓口のクオリティが上がるまで時間が掛かる」という現象で、ぶっちゃけると珍しい話ではありません。
改善されるのを待つしか方法はありません。
契約時は自分自身でどこまでトラブルに対して対処できるか考えておいたほうが良いでしょう。