格安SIMとは

【格安SIMのメリット・デメリット】失敗しない格安SIMの選び方

メリット・デメリット
メリット・デメリット

[char no=4 char=”パパ”]SIM博士、格安SIMを選ぶポイントは?[/char]

[char no=8 char=”SIM博士”]はい、では格安SIMのメリットとデメリットを確認してみましょう[/char]

ここ1~2年で契約者数を大きく伸ばしている格安SIM業界ですが、既存の携帯電話会社が提供しているサービスとの違いが利用者に伝わらず、思っていた通りの使い方ができないとして国民生活センターに相談が寄せられています。相談件数も昨年から比べて約2.8倍に達しています。

そこで格安SIMというもののメリットとデメリットをきちんと把握してもらい、正しく理解した上で契約するようにしましょう。せっかくの格安SIMもトラブルになっては、意味がありません。

まずは格安SIMのメリットから、ご紹介したいと思います。

格安SIMの大きな特徴と言える3つのメリット

なぜ大手携帯電話会社より格安SIMを提供するMVNOに注目が集まるのか、それは格安SIMの方が利用者のニーズにあっているからです。その大きな理由となる3つは次の通りです。

①利用料金が低価格である

大手携帯電話会社が提供しているサービスは、通話し放題やデータ通信量が20GBから加入できるプランは、最低でも9,000円からとなっています。最近ではデータ通信量を1GBのプランも用意されていますが、電話としての通話プランの契約が必須となるため、結果的に5,000円以上はかかってしまいます。

そのようなプランしか選べない中で、利用者のニーズとしてはデータ通信だけを使うのに通話プランは必要ないとか、データも通話も利用するけど月額基本料金は下げたいといった声でした。

格安SIMはそのようなニーズに答えたプランを、次々と提供したことが契約者数を伸ばす起爆剤となったと言えるでしょう。そしてなぜ基本料金を抑えたプランが提供できるのか、それは「通信回線を借用」しているからです。

借りている以上、設備にかける費用や設備のメンテナンスなどにかかるコストを一切、省くことができます。ここでかかるのは、回線を借用している事業者に支払う利用料金だけです。そのため、サービス価格を下げて既存の携帯電話会社ができないようなプランを提供しているのです。

【参考記事】
=> 格安SIMとは? 〜 まずは格安SIMの仕組み・要点を理解しましょう 〜

②通話だって格安SIMの方が安く利用できる

低価格で利用できる格安SIMにも、携帯電話網を使った通話が可能なプランが用意されています。しかし、この通話プランは携帯電話会社と同じ金額となるため、はっきり言ってお得ではありません。

ただ、MVNOごとに専用の割引サービスを用意しており、そのサービスを使って電話をかけた場合、通話料金が半額になるというものです。1分間10円となるため、電話の頻度が高い人でも格安SIMはお得に利用できるのです。さらにOCNモバイルONEなどは、自社ブランドである「050plus」をデータ通信SIMの場合はオプション料金を通常の半額で提供し、音声対応SIMを契約されている方には、オプション料金を無料で提供しています。050で始まる電話番号が新たに持てるため

最近では、1回の通話時間が5分から10分以内であれば無料と言ったオプションプランも用意されているので、自分自身で通話がメインなのかインターネットやメール、LINEやTwitterがメインなのかを判断して契約すると、さらにお得に利用することができます。

③SIMロックを解除しなくてもそのまま利用できる場合がある

これは格安SIMを提供するMVNOが、大手携帯電話会社から借りている回線よって変わってきます。docomo系のMVNOならdocomoで購入したスマートフォンやiPhoneは、SIMロックを解除せずに利用することができます。ただしauやソフトバンクで購入したスマートフォンやiPhoneは、SIMロックがかかっているためそのまま利用することができません。

この場合は、SIMロックを解除する必要があります。電波の関係で、auで購入したスマートフォンやiPhoneの場合は、SIMロックを解除しても利用できないケースがあります。こちらも各MVNOのホームページで確認をしてから、SIMロックを解除することを強く推奨します。

auで購入したスマートフォンで格安SIMを利用したい場合は、auから回線を借用しているMVNOを契約しましょう。ただし、SIMロック解除をしないと利用できない場合があるのですが、SIMロック解除については総務省が定めたガイドラインに「2015年以降の端末については、原則無料でSIMロックを解除」とされています。2015年前に発売された機種については、SIMロック解除ができないため格安SIMを利用できない場合があります。

実際、契約してしまうと月額基本料金が発生します。また音声対応SIMの場合は、解除料金などが発生してしまいます。契約する前に所有しているスマートフォンの型番やモデル名、iPhoneの場合はiOSのバージョンを確認し、各MVNOのホームページで利用できるか確認をしましょう。

格安SIMのデメリットとは

これだけ魅力的な格安SIMだからこそ、すぐに使ってみたいという利用者が携帯電話会社からMVNOへ移ってしまった場合、想定していた利用方法ができずトラブルの元となってしまっているようです。

①データ通信品質が悪い

格安SIMで多く言われているのがこのデータ通信品質の悪さです。

通信速度が安定しなかったり、昼や夜の時間帯に通信速度が著しく低速になってしまう格安SIMが多くあります。しかもその速度が何百Kbpsと、かなり低速になってしまうことから利用者から不満の声が上がっている状況です。中には速度が低下したとしても、数十Mbpsは確保している格安SIMもあります。このようなMVNO各社の通信速度を計測して、公表しているページなどで確認をしてから契約するようにしましょう。

MMD研究所にて、「2017年2月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」を実施致しました。
調査対象SIMサービスは、2017年1月17日に発表した「2017年1月格安SIM利用者・検討者シェア調査レポート」より格安SIM音声プラン利用上位10サービスに、Y!mobileを加えて通信速度調査を実施しています。
なお、今回の調査は昨年調査アプリの「Ookla Speedtest.net」に加え、WebとYoutubeのLoading Timeが計測できる「4Gmark」の2アプリを利用して計測し、調査端末は「ZenFone 3 Laser」で統一しております。調査結果については以下の通りです。

【調査対象サービス】
楽天モバイル
mineo(Aプラン、Dプラン)
IIJmio
OCNモバイルONE
イオンモバイル
UQ mobile
FREETEL SIM
DMM mobile
BIGLOBE SIM
LINEモバイル
Y!mobile

[char no=4 char=”パパ”]パパもマイネオ(mineo)とauの通信速度比較を行いました[/char]

=> パパのiPhone 6 Plusでマイネオ(MVNO)の通信速度を検証しました

②どの機種が使えるかわかりにくい

格安SIMの魅力が逆に混乱を招いてしまい、結果的にデメリットとなってしまうケースがあります。それが「使えるスマートフォン問題」です。格安SIMを利用するときは、基本はSIMフリーの端末を利用することになります。SIMフリーのスマートフォンであれば、そのスマートフォンの通信規格とあっているMVNOと契約すれば良いのですが携帯電話会社で買って利用していたスマートフォンを引き続き利用したい場合、ちょっとした問題が発生します。

携帯電話会社の販売しているスマートフォンには「SIMロック」が施されており、通常であれば他社が提供するSIMカードを挿入しても認識されず通話やデータ通信といったサービスは一切利用できません。しかし、格安SIMで提供されている通信網は、大手携帯電話会社の回線であるためSIMカードも同様に大手携帯電話会社のSIMカードになります。ということは、その回線を貸している大手携帯電話会社が販売しているスマートフォンは利用できてしまうことになります。

そのため、差し替えただけで使えてしまったという認識を持ってしまい、別の携帯電話会社が販売していたスマートフォンなどもそのまま使えると錯覚しトラブルに至ってしまうようです。

SIMロックを解除してSIMフリーのスマートフォンになったとしても、通話で使う電波の規格とデータ通信で利用する電波の規格が一致していないと利用することができません。特にauについてはdocomoやソフトバンクとは電波の規格が違うため、契約時には注意が必要です。

③クレジットカードが必須となる契約

格安SIMの契約時には、ほとんどのMVNOでクレジットカードが必要となります。携帯電話会社のような振り込み用紙や銀行口座引き落としなどを行っているところはほとんどありません。おそらくそういった手間がかかるような部分を極限まで削っているからこそ、かなりの低価格で提供できるのが格安SIMの良いところでもあるのかもしれません。

楽天モバイルなどは、クレジットカードではなくVISAデビットカードなどでも支払いが可能なので各社のホームページをしっかり確認するようにしましょう。

④通信設定を行う必要がある

格安SIMを利用するときにスマートフォン側にAPNを設定する必要があります。大手携帯電話会社であれば、初めから設定されているため受け取り後から電話や通信は利用可能ですが、格安SIMの場合はちょっと違ってきます。まずはMVNO各社のホームページを確認し、APNの設定手順のマニュアルなどを探しましょう。絶対必要になる設定項目であるため掲載されていないMVNOはありえません。

きちんと正しく設定ができないと、スマートフォンとして利用することができないので手順書をしっかり読んでAPNの設定を行ってください。こういった手間がかかることを認識しておきましょう。

[char no=4 char=”パパ”]格安SIMの設定はこちらの記事を参考にしてください[/char]

=> マイネオからSIMが届いたので設定から試使用してみた

⑤多くのMVNOは有人の窓口やブースを持っていない

一部のMVNOは某家電量販店や個別に店舗を構えて、契約や相談などの窓口を展開しているMVNOもありますが基本は契約する場合はWEB、相談などはメールか電話となっています。これも店舗や人件費などのコストを削るためで、こういった部分の手厚いサポートが必要な方は、多少費用はかかってしまいますが大手携帯電話会社が提供しているスマートフォンを利用するか、ワイモバイルなどのサブブランドの利用が適しています。

特化したサービスを提供するMVNO

メリットとデメリットをいくつか挙げてみましたが、それでも格安SIMが魅力的に見える点は「特化したサービス」が用意されているからではないでしょうか。それも携帯電話会社にはないサービスが多く、とてもお得な感じするサービスが多く存在します。

LINEやTwitterなどのソーシャル・ネットワーク・サービスに特化したサービス

皆様ご存知のLINEですが、LINEが提供する格安SIMでは3つのプランが用意されており、LINEアプリの通話やトークなどを利用した場合、データ通信量をカウントしない「カウントフリー」というサービスをプランごとに提供しています。

LINEフリープランでは、データ通信量が1GBと低めの設定となっていますが、LINEを使ったトークや通話がカウントされません。例えば1GBのデータ通信量を使い切った場合、速度制限がかかりますがLINEを使ったやり取りの場合はその制限を受けないというものです。

これなら少ないデータ通信プランしか用意されていなくても、LINEを使ったコミュニケーションが多い方にとっては、何も心配することなく利用することができます。

もう一つにコミュニケーションフリープランは、LINEだけではなくTwitterやFacebookもカウントフリーの対象となるため、コミュニケーションが取れず仲間外れにされる心配は一切ありません。

OCNモバイルONEの050plusは魅力的なサービス

LINEだけではありません。OCNモバイルONEではIP電話アプリ「050plus」の基本料金が無料なるプランが用意されています。それは「音声通話プラン」を契約することです。

そうすれば050で始まる新しい電話番号がもらえて、さらに携帯電話として電話番号ももらえるため、050で始まるIP電話に対して無料通話が一部可能な050plusで連絡し、それ以外はOCNが用意している通話料金が半額になる仕組みを利用すれば、かなりの通話料金は節約することができます。

使用料金に応じた楽天ポイントがたまる

楽天モバイルでは月額料金に対して、楽天ポイントが付与されるサービスを行っています。今でこそソフトバンクのTポイントや、docomoのDポイント、auのauポイントなどで還元されるようになっていますが楽天市場の利用が多い方にとっては、魅力的なサービスと言えるでしょう。

このように、一部MVNOでは特化したサービスを実施しているところもあるので格安SIMを契約するときに考えてみてはいかがでしょうか。

多くの人の勘違いが招くトラブル

格安SIMを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)は、通信回線を携帯電話会社から借用して「通話や通信のサービスを提供」する会社という位置づけです。ここでいうサービス提供はあくまでも通信に関するところであり、スマートフォンの保守や、携帯電話会社のようなメールサービスなどは自前のメールサーバなど用意していないため提供はしていないのです。そのためスマートフォンが壊れてしまった場合は、通常の家電製品と同じように発売元が行う保証の範囲での修理となってしまい、携帯電話会社のような代替機種の貸し出しなどは、あくまでもサービスの一つであるためMVNOでは提供されていません。

また先日、国民生活センターからも格安SIMの問い合わせ件数が、昨年から比べて約3倍に伸びているというレポートを公開しています。

近年、いわゆる“格安スマホ”等の携帯電話を利用する消費者が増えていますが、全国の消費生活センター等には、これらの“格安スマホ”に関するトラブルが増加しています(図)。相談内容をみると、今までどおりのサービスが安く受けられると思っていたのに、実際はサービス内容等が違っていたというトラブルが目立ちます。

携帯電話として見てしまうと同じようなサービスを、MVNOも提供しているように見えてしまいますが、あくまでも回線だけの提供に特化したのが格安SIMです。そのため携帯電話会社が提供しているような携帯電話修理時の代替機貸し出しサービスや、携帯電話会社が提供するメールサービスが格安SIMでも利用できると考えてしまうとトラブルのもとになってしまいます。

多くの方はこの携帯電話会社とMVNOのサービスのギャップで苦しんでいるようです。両社は似て非なるサービスを提供する企業であることを認識して、手軽に賢く利用しましょう。

[char no=4 char=”パパ”]格安SIMのデメリットについてはこちらの記事も参考になります[/char]

=> デメリットもしっかり押さえておきましょう!【格安SIMのデメリット 16個】

=> 覚えておきたいMVNOサービスによる消費者問題!通信速度や修理サービスに問題多発?

[char no=2 char=”三女ちゃん”]ばぶぅ〜[/char]