格安SIM比較

MVNOは本当にお得なのか?3大キャリアが推奨する格安プランと徹底対決!

格安SIMと大手キャリアの対決
格安SIMと大手キャリアの対決

現在、携帯電話市場では3大キャリアと呼ばれている「DoCoMo」、「SoftBank」、「au」を利用している人の中でMVNOサービスへの乗り換えを検討している方は非常に多いのではないでしょうか?

検討されている方の中で多くは、
「普段は外出先でのネット利用が少ないから、あまった通信量を節約したい」
「スマートフォンである必要はないけど、周りの人がスマートフォンでLINE連絡が多いから持っている。でも月額料金が高いから安いサービス会社と契約したい」
という動機を持っているのではないでしょうか?

MVNOサービスは常にスマートフォンのあらゆる機能を活用するヘビーユーザーの方には向いていないものですが、外出先での使用が少なく自宅でのWi-Fi環境でのインターネット利用がメインの方にはとても優れものであると言えます。

しかし3大キャリア各社もデータ定額容量が低容量で月額料金も低価格の格安プランで対抗を開始しました。

今回はMVNOサービスと3大キャリアの格安サービスのどちらが最もベストなものなのか、徹底検証していきたいと思います!

MVNOサービスの月額料金の相場

まずMVNOサービスと3大キャリアが今まで提供していたプランの月額料金の相場を比較していきましょう。

3大キャリア MVNO
1GB 5,300円 1,500円
3GB 6,700円 1,600円
5GB 7,600円 2,300円
7GB 7,500円
10GB 3,200円
20GB 8,650円 4,700円

月額料金ではMVNOサービスが圧勝です。
MVNOサービスはセット販売を行っているスマートフォン端末も本体価格か1~5万円と安価であるため、本体価格を24ヶ月分割にしてもそこまで月額料金は上がりません。

3大キャリアの場合は端末の本体代金が8~10万円前後であることが多いため、セット販売時の特別割引が適用されても上記の金額にプラス1,000~2,000円は加算されてしまいます。

2016年に入り、MVNOサービスが3大キャリアから多くのシェアを獲得することが日常的にも多くなってきました。

そんな中、3大キャリアはライトユーザー向けに新たな格安プランで対抗を始めます。

3大キャリアの対抗プランの真相は?

「DoCoMo」、「SoftBank」、「au」が打ち出した格安プランの内容を見ていきましょう。

DoCoMo “はじめてスマホ割”

公式:はじめてスマホ割(2017年5月31日新規受付終了)

親回線があればシェアオプションに入ることによって月額料金が1,650円からでスマートフォンが持てるというプランです。
親回線がない場合は別途データ定額プランの契約が必要になります。
適用条件はDoCoMoのガラケーからの機種変更であること、他社のガラケー利用からの乗り換え契約です。

尚、3年目以降は2,320円の月額料金で使用が可能です。

適用時の月額料金内訳は以下を参考にしてください。

シェアパック 2GBプラン
通話基本料金 1,700円
Web基本料金 300円
データ定額料金 500円 3,500円
割引額(2年間) 850円
合計 1,650円 4,650円
3年目以降合計 2,500円 5,500円

尚、通話プランは5分以内の通話が定額となるものになっています。
もちろん時間制限無しの通話し放題への変更も可能です。

SoftBank ”スマホデビュー割”

公式:スマホデビュー割

月額料金が2,800円からでSoftBankスマートフォンが使用可能となっています。
こちらは「DoCoMo」と違って親回線がない人でも「データ定額1GB」のパケットパックでこの料金となります。
適用条件は「DoCoMo」と同じで「SoftBank」のガラケーから「SoftBank」のスマートフォンへの機種変更、もしくは他社ガラケーを利用している人がSoftBankへ乗り換え契約した場合です。

月額料金の内訳はこちらをご覧ください。

料金
通話基本料金 1,700円
Web基本料金 300円
データ定額(1GB) 2,900円
スマホデビュー割 2,100円
合計金額 2,800円
おうち割光セット 463円
おうち割光セット適用時合計 2,337円

「DoCoMo」の「はじめてスマホ割」と違う点は割引が次の機種変更まで永年適用されることです。

その反面、機種変更では割引がなくなってしまうということは買い換え時に月額料金が上がってしまう可能性があるということでもあります。

2~3年先にさらなる格安プランが展開されるか否かが気になるところですね。

au “auスマホ はじめるプログラム”

公式:auスマホ はじめるプログラム

auスマートフォンが月額料金2,980円~で利用できる格安料金プランとなっています。

適用条件は
「他社ガラケーの利用者がauへ乗り換えること」
「auのガラケーからauスマートフォンへの機種変更」
「18歳以下の新規契約」
このいずれかに該当することです。

料金内訳はこちらをご覧ください。

料金
通話基本料金 1,700円
Web基本料金 300円
データ定額(1GB) 2,900円
「auスマホ はじめるプログラム」割引 1,920円
合計金額 2,980円

「SoftBank」と同様に割引は次の機種変更まで適用となります。

月額料金とサービス内容を比較する

MVNOの料金相場と比較していきましょう。

MVNO DoCoMo
シェア有
DoCoMo
シェア無
SoftBank au
1GB 1,500円 1,650円 2,800円 2,980円
2GB 4,650円
3GB 1,600円 4,280円

料金面ではやはりMVNOサービスに軍配が上がります。

さらに上記の月額料金はスマートフォン端末の分割支払料金が含まれていません。
3大キャリアの格安プランは対象機種であれば1ヶ月あたりの実質負担額が80円になることもあります。

しかし対象機種の在庫数が少ないことが多く、ショップでは対象機種の中で画面サイズが小さいかつ在庫が潤沢なiPhone SEを勧められることが多いです。

その反面、「SoftBank」と「au」は「次回の機種変更まで割引が永遠に適用される」ということを逆手に方法もあります。

キャリア内での機種変更手続きを行わずに自分で利用中のSIMが対応している「SIMフリー端末」を格安で購入すれば大きな規格変更が行われない限りは割引が適用された状態で3大キャリアの電波帯を使用し続けることができるのです。

しかしSIMカードの規格はいつ大きな変更がされるかわかりません。
このことも念頭に置いておく必要があります。

月額料金とクオリティ面の釣り合い

通信面

MVNOサービスの通信速度は3大キャリアと比べるとやはり劣ります。
これは提携している3大キャリアの電波帯は純粋なものではなく、あくまで3大キャリアから間借りしている電波帯であるが故に発生する差なのです。
「DoCoMo」や「au」の高速通信を提供しているからと言って、完璧にそれらの事業者通りの通信速度が出るとは考えないほうが良いでしょう。

尚、3大キャリアの4GLTE回線では下り速度の実測値は100Mbps、混雑時でも20Mbps以上は出ます。
MVNOでは空いてる時間帯で20~50Mbps、混雑時では最悪1Mbpsが平均的な実測値となります。

さらに契約する事業者によっては通信網の守備範囲も異なるため、通話の繋がりやすさも左右されてきます。
あまり通話をしない人に向けてなのか、MVNO事業者の多くは3大キャリアにある「通話し放題」のような類のプランは用意していません。
2017年に入ってから少しずつ「通話し放題」プランを展開している事業者は出てきましたが、電波帯に不安が残るためお勧めできるとは断言できません。
通話が多いという方は3大キャリアで通話し放題をお勧めしたいというのが正直なところです。

通話もネット利用も極端に少ないという方であれば3大キャリアには目もくれず、真っ先にMVNOサービスへ飛び込んだほうが良いでしょう。

アフターサービス面

MVNOサービスと3大キャリアの大きな違いは「ショップがあるか否か」です。

3大キャリアを契約していると端末が故障したときだけでなく、操作方法がわからないといった些細なこと(些細と言って適切かは微妙ですが…)でもショップのスタッフが丁寧に対応してくれます。
※ショップによって対応の当たり外れはあります。

MVNOサービスはショップを構えていない事業者が多く、契約手続きが可能な家電量販店はあくまでも「契約手続きを委託されているだけ」なので近場に対人で対応してくれる場所が無いと思っておくべきです。
楽天モバイル等、一部の事業者は店舗拡大を図っていますが、店舗別での応対品質にはバラつきが見受けれます。

MVNO事業者のアフターサービスは基本的にサービスセンターへの電話、もしくはメールでの問い合わせがメインです。
自分の中で「MVNO事業者」と「3大キャリア」のサービス形態の違いを踏まえたうえで契約してくださいね。

端末修理

「スマートフォンを落としてしまい画面が割れてしまった!」という経験がある方は非常に多いのではないでしょうか?
今まで画面を割ったことがない方でも、実際に割ってしまった人を見てしまうと「他人事ではないな」と不安になりますよね。

こうのようなときに大事なのが「保障サービス」です。
3大キャリアにはあって当然だったこのサービスですが、MVNOでは事情が大きく違っていました。
少し前まではMVNOサービスには保障サービスがなく、端末を修理に出す際に代替機の貸し出しがないというデメリットが付きまとっていたのです。
これが原因でMVNOサービスに乗り換えることに二の足を踏んでいた方は非常に多かったのです。

しかしここ半年間でこの「保障サービス」の充実度は変化を見せています。
様々なMVNO事業者が「保障サービス」の拡充化を図り、現在ではどの事業者でも月額料金が500円前後の「保障サービス」に加入することが可能になったのです。

サービス内容も魅力的になっており、修理センターに電話をすると各業者が自宅まで故障端末を回収にやって来ます。
故障端末の回収とほぼ同じタイミングで代替機、保障サービスによっては新しいリフレッシュ品と交換をしてくれるのです。

「新しいリフレッシュ品」との交換は3大キャリアの保障サービスにはなかったものなので、これは非常に嬉しい内容ですね。

しかし大きなデメリットが一つ存在します。
それは修理センターに端末故障に関する対応依頼をしてから代替機およびリフレッシュ品との交換が行われるまで数日間の時間が必要になるということです。
よって故障端末が完全に操作不可能な状態に陥ってしまうと、数日間は携帯電話がない生活を余儀なくされるのです。

3大キャリアはショップで端末修理を依頼を行い、その場で代替機の貸し出しがされることが一般的です。
ショップに行けば問題は解消されるわけですね。

この違いを良しとするかしないかが乗り換える際の大きな判断材料になります。

しかしこれはあくまでAndroid端末での場合です。
iPhoneになると話は変わってきます。

iPhoneの修理受付の場合

iPhoneは3大キャリアで保障に加入していてもショップでは修理受付を行ってくれません。
Appleとの取り決めにより、Appleが認めた正規プロバイダで修理依頼をしなければいけません。

よって3大キャリアの回線契約をしている人の多くはキャリアの保障サービスではなく、Appleによる保障サービス「Apple Care」に加入しています。

MVNO事業者によっては保障サービスの内容にApple製品の修理も含まれています。

しかし早期に端末修理を終わらせたい場合はAppleの修理窓口に故障端末を持ち込んだほうが話が早くなります。

MVNO事業者の保障サービスを選ぶか「Apple Care」を選ぶかは利用される方のスタイルで決まります。

総括

MVNOサービスと3大キャリアの格安プランですが、結論から言うと「料金にこだわるのであればMVNOサービスが圧勝!」です。

何故かと言いますと、3大キャリアの格安プランは適用に足枷となる条件があります。
ぶっちゃけた話、乗り換えであれば「ガラケーを使っている」と申告すれば格安プランは適用されますが長期的に格安料金で使うには疑問が残ります。

MVNOサービスは事前に知識させ持っていれば立ち回りがしやすくなるので、自己努力さえすれば月額料金は安くなるという感覚を持ち合わせていれば、トラブル被害を最小限にしてMVNOサービスを利用することができるでしょう。